みなさんは自分の脳をどこまで信じられますか? 今この瞬間、自分が見ている(と感じている)ものは、本当にそこに存在するのでしょうか。
本日YouTubeからご紹介するのは、目の「錯覚」を利用した興味深い写真。どこからどう見ても白と黒しかないモノクロの写真なのに、一瞬だけカラー写真のように見えてしまうという不思議な現象に、自分自身が信じられなくなってしまいそうです……
【モノクロ写真が……】
動画の中で最初に登場するのは、寂寥とした遺跡の風景が写された1枚のモノクロ写真。白と黒だけの世界です。
その後、そのモノクロ写真全体にオレンジ系やムラサキ系の色が付けられ、中央には小さな青い円が現れます。
その青い円をじっとみつめること数十秒。
【カラー写真に変わった!!】
再び写真がモノクロに切り替わると、なんとモノクロのはずの写真が、緑色の芝生や青い空といった色がついたカラー写真に見えるではありませんか!! なんだこれは〜!!!!
荒野が一瞬にして緑豊かな大地に変わる。そしてまた数秒後にモノクロの荒野の世界に戻る。ちょっと、あり得ないんですけど……
【疑ってみたけど……】
「もしかして本当はカラー写真とモノクロ写真を交互に映し出しているのではないか」と疑った記者は、試しに青い円を凝視せずに、モノクロに切り替わった瞬間の画像を見てみましたが、そこに現れたのはただのモノクロ写真。一瞬たりともカラー写真にはなっていません。
モノクロ画像のあとに一瞬見えるカラー画像は、やはり、青い円を凝視した人にしか見えないようです。
【脳が勘違いをしているだけ】
実はこれ、専門的な言葉でいうと「心理補色による残像効果」によって引き起こされる目の錯覚なんですって。一定の情報をインプットされることで、脳が勘違いを起こして現実と違う情報としてとらえてしまうのだとか。
緑は緑。青は青。白でもないし黒でもない。たったそれだけの単純な情報ですら、私たちの脳は間違えてしまうことがあるなんて。ちょっとショックです。
それではお待たせしました。これから一体何を信じて生きていけばいいのか分からなくなってしまうかもしれない「ちょっと不思議な写真」、目を凝らしてじっくりご堪能くださいませ。
参照元=YouTube
執筆=南野バンビ(c)Pouch