なんと日本には「河童と人魚」が住み着く村があった!? 宮崎県延岡市の地方PRキャンペーンがシュール

2016年2月22日

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趣向を凝らした「地方都市のプロモーション動画」が増えていることは以前当サイトでお伝えいたしましたが、本日みなさまにご紹介するのは、九州・宮崎県延岡（のべおか）市の一風変わったPR作戦。

同地で観光PR動画を撮影していた市の職員が、なんと現場で、河童と人魚を発見。

彼らがもし延岡市に移住してくれたなら、「河童と人魚が住む町」として、広く宣伝することができる……。そんな思惑の元にスタートしたのが、「河童と人魚の延岡移住計画」です。

【動画の数、めちゃめちゃ多いんですけども】

新たに設けられた特設サイトには、河童と人魚が移住するまでの道のり、合計11エピソードをとらえた動画を掲載。これに加えて「外伝」と名付けられた動画も3本ございまして、この量の多さに、延岡の気合いが見てとれます。

……と、ここまで読んで、まさかみなさん、本当に河童と人魚が存在するだなんて思っていませんよね？　そんなのウソウソ、安心してください、これらはすべてPRのために作られた完全なるフェイク動画ですよ！

とはいえ、延岡市が総力をあげて（？）制作した動画の出来栄えはなかなか。特に河童の再現度は非常に高く、細部にいたるまでこだわりが感じられます。

またそれぞれのエピソードも味わい深く、いちいちシュール。たとえば市の職員と河童が名刺交換してみたり、同市が “陸の孤島” と称されていたことに対し、人魚が「ウケるー」とつぶやいてみたり。

しかし彼らのやりとりの中には延岡市の魅力、ウリが、しっかり詰め込まれておりまして、非常にわかりやすいPR動画となっているところが素晴らしい。そしてすべてがすべて、短いところも観やすくていいっ。

特設サイトおよび動画を観れば、だんだん延岡市に住みたくなってくる。河童と人魚はおそらくいないと思うけれど、このユニークなPRをきっかけに、同市を魅力的に思う人が増えるかもしれませんね。