お給料日が近づくにつれて、日に日にさみしくなってゆく財布の中身。
こんなときはついつい、「99円のお惣菜」「280円のお弁当」といった激安商品に目が行ってしまいますが、ちょっと待った! その安さには、それなりの「安い理由」があるらしいのですよ。
【よくある食品関連本とはちょっと違う】
本日みなさまにご紹介するのは、山本謙治さん著、『激安食品の落とし穴』(株式会社KADOKAWA/角川学芸出版)。
この本には、食品関連の書籍によくある食品添加物および化合物などの話は、ほとんど登場しません。
著者である山本さんが追求しているのは、「100円のハンバーガー」「3パック58円の納豆」といった激安食品がどのようにして作られ、消費者がこれらを購入することによって “誰が得をし、何が失われるのか” 、ということ。
【激安弁当のひみつ】
たとえば何年も前からずっと低価格の、激安弁当。
そこに使用されている「ご飯」は、すぐにひび割れてしまうような低品質米に炊飯改良剤を入れて炊いたもので、おかずの定番「唐揚げ」は外国産の肉に大豆たんぱくを染みこませ体積を大きくしたものである、と同書は指摘。
【食品の価格はどのように構成されているのか】
このように材料に関する情報はもちろん、人件費や物流の流れをも追いかけることによって、食品価格がどのように構成されているのかを、山本さんは記しています。
【もっと食について考えてみよう】
各メディアで取り上げられた結果、反響を呼び、紙書籍版(税抜1,400円)は重版に。また、電子書籍版(希望小売価格:税抜1,120円)も話題となっているようです。
「食べるものが、その人を作る」という事実に改めて向き合うきっかけとなる同書。読めば、食に対する見方が変わるかも? 気になった方はさっそく、チェックしてみてはいかがでしょうか。
参照元:PR TIMES
執筆=田端あんじ (c)Pouch