アメリカ・オークランドに展開するスポーツジム「The Perfect Sidekick LGBTQ Oakland Gym」は、アメリカでも初のLGBTQのためのスポーツジムです。
LGBTQとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー(LGBT)さらにジェンダークィア(またはクエスチョニング、既存の性別にあてはまらないこと)の人々をさす言葉。
【LGBTQ向けのジムだからこそ、できること】
このジムの会員の15%はトランスジェンダーであり、インストラクターは、ホルモンを投与している人や性適合手術を受けている人など、それぞれの体に合わせてトレーニングのアドバイスをしてくれるのだそう。
【ストレートの人もOK】
ロッカールームは男女で分けるのではなく、全員でシェアするというかたちをとっているそうで、この点も画期的。なおLGBTQではない人でも利用することができるらしく、異性愛者の割合は会員の25%なんですって。
【「快適だと思えるジムがなかった」】
経営者のナタリー ・ウエルタ(Nathalie Huerta )さんは、自身もレズビアン。
海外サイト「Out Magazine」が報じた彼女に対するインタビューによれば、これまで自分が快適だと思えるジムに出会うことができなかったため、「The Perfect Sidekick LGBTQ Oakland Gym」設立を思いついたとのこと。
みんなが快適に過ごせる場所にするため、ゲイやバイセクシャルなど、自身に当てはまらない人々からも広くマーケティングを行ったのだそうよ。
【目標は「ゲイジムのスタバ」のような存在】
さまざまな人が集まることで、普段の生活では決して出会うことのできなかったタイプの人と会話することができるという点も、同ジムのいいところ。
年末にはベイエリアに2店舗目となるジムをオープンさせる予定らしく、ウエルタさんいわく、目標は「ゲイジムのスタバのような存在になること」! いやはや志が高いっ。
【日本にも上陸するかも?】
この流れが世界に広がるのも時間の問題、日本上陸する日も、そう遠くはなさそうな予感がします。今後の展開が、非常に楽しみですね!
参照元:The Perfect Sidekick LGBTQ Oakland Gym、Instagram/The Perfect Sidekick LGBTQ Oakland Gym、Out Magazine
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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