まだ寝ていたいのに、飼い猫に「ご飯まだかニャ〜」と朝早くから起こされてしまうのが悩みの種、という飼い主のみなさん。「自動エサやり機があればなぁ……」と、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
そんなみなさんに夢のような情報です! 米フィラデルフィア州の獣医エリザベス・ベールズさんが、画期的な「猫の自動エサやり機」を開発。考え抜かれた使い勝手のよさはもちろん、可愛らしいネズミのデザインにも注目です!
【ネコの狩猟欲を刺激してくれる】
ネコはご存知のとおり、狩りをする動物です。商品説明によると、本来ネコは1日に9〜20回ほど狩りをする動物なので、獲物を狩ることでやる気や幸せをもたらす脳内物質・ドーパミンが分泌されるそう。つまり、ネコちゃんがアクティブで健康的な毎日に過ごすためには、狩猟欲を満たしてあげることが大切だ、とのことです。
人間と暮らすネコちゃんたちはエサを与えられることに慣れていますが、狩猟欲は備わっているもの。そこで、ネコの狩猟欲を満たしながら、効果的にエサを与えられるのが「NoBowl Feeding System」というネコの自動エサやり機です。
なんでも、20年の歳月を費やして、ネコの習性や生態に適したデザインを開発。発明者は獣医さんということで、これは期待できそう!
【隠して楽しい、ネコの心をわしづかみ!】
使い方は至って簡単。穴の空いたカプセルにエサを詰めてから、キュートなネズミのカバーをかけて、家の中に隠すだけ。
「NoBowl」はネズミや鳥を捕まえる感覚で楽しめるように作られているため、ネコちゃんの狩猟欲を満たしながらエサが食べられるという楽しさがあるようです。ひとつ38ドル(約4040円)。
【ネコの習性や生態を熟考の「開発秘話」】
また、イギリスのMail Onlineによると、発明者の獣医・ベールズさんは「治療に来るネコは、健康やライフスタイルに問題のあるケースが多い」と話しており、「飼い主からエサを与えられる生活に慣れてしまうと、病気や肥満の心配があるだけでなく、精神的にもよくない」ことからエサやり機の開発に至ったそう。「NoBowl」を使うことで、ネコが健康的に過ごせるのはもちろん、アクティブさを取り戻せるのだとか。
真夜中や明け方に飼い猫に起こされるとお悩みの飼い主さんは、もしかするとネコちゃんがフラストレーションを感じているのかもしれません。本来備わってる捕食本能が取り戻せれば、もっと幸せになれるかも?
放っておくだけでOKな「NoBowl」は、ネコのライフスタイルに合致した画期的な発明と言えそうですね。
参照元:NoBowl [公式サイト、YouTube]、 Mail Online
執筆=sweetsholic (c)Pouch