黒板に精巧に描かれていた絵。これって……その昔、理科室でたびたび見かけた人体模型!?
カラフルなチョークを駆使して、見事な人体解剖図を作成しているのは、台湾高雄市にある大学の先生。「樹徳科技大学(じゅとくかくぎだいがく)」の視覚伝達デザイン科で教える男性、Chuan – Bin Chung (鍾全斌 / チュアン ビン・チャン)先生です。
【解剖学を通して人物画の描き方を学ぶ】
大学講師だけでなく、イラストレーターとしての顔を持つチュアン先生は、解剖学を通して人体の複雑さを学び、その知識を人物を描くことに生かすための授業を展開。
骨格、筋肉を細かくスケッチ。顔部分のみ、さらには全身像に至るまで描き切っており、そのあまりの出来栄えに思わずため息。もし自分が生徒だったら、芸術性が高すぎて、授業を受けているということ自体忘れてしまいそう……。
【描くことこそが「学び」】
チュアン先生は、海外サイト「Bored Panda」のインタビューに対し、次のような発言をしています。
「私たちは教科書を持ってはいますが、それを読むことはしません。代わりに “描く” のです。この学科を専攻した学生は、本を読むのではなく線を引くことで、学んでいます」
【説明が非常に丁寧】
また、先生は自身のフェイスブックやYouTubeチャンネルに授業の様子を撮影した映像を数多く投稿しているのですが、観るかぎり、気を抜くヒマなんて一切ない!
丁寧に説明しながら、段階を踏んで解剖図を描いていく先生。そのペースは比較的ゆっくりだけれど、集中して図を描かなければいけない生徒たちは必死だろうから、動画はおそらく「後で復習できるように」という心づかいのもと、アップされているのでしょう。
【動画で授業を疑似体験♪】
1コマ出席するだけで、気力も体力も使い果たしちゃいそう。でもそれだけ “受ける価値のある授業” だということがビシバシ伝わってくるチュアン先生の授業。疑似体験してみたいというあなたは、YouTubeチャンネルへGO!
そうそう、最後に一応お伝えしておきますが、先生はなかなかのイケメンです。この点にもぜひ、注目してみてね☆
参照元:Facebook、YouTube、Bored Panda
執筆=田端あんじ (c)Pouch