オーストラリアの南東部に位置するフリンダース山脈。気温マイナス2度という凍えるような寒さの中、道路からにょきっと生えているのは……動物の足?
“足が生えていた” のは、道路にはめ込まれた鉄格子。家畜の通行や侵入を妨げるために設置されているもので、鉄格子の中は深い溝になっており、牛や羊などの動物が歩いて渡っていくことができない仕組みになっています。
こちらに運悪くハマってしまったのが、赤ちゃんカンガルー。この子をなんとか救出しようと奮闘する男性の姿をとらえた映像が、YouTubeに投稿されておりました。
【ミッション:赤ちゃんカンガルーを救出せよ!】
ピクリとも動かずに、じっと溝に挟まっているカンガルーちゃん。カメラが近づくと、ほんの少し頭を動かして反応しました。よかった、生きてる!
【回転を加えながら引っ張る男性】
あとは絵本『大きなかぶ』さながら、男性がカンガルーちゃんの足を引っ張ります。うんとこしょ、どっこいしょ。
時々左右に揺らしたり、ひねりを加えたりして、男性は少しずつカンガルーちゃんを引っ張り出します。
ゆっくりと鉄格子からカンガルーちゃんの身体が抜けていき、そしてついに、スポンと腕と頭が抜けて、見事キャトルグリッドから無事に救出することに成功しました。
【大急ぎで逃げていっちゃった】
助け出されたカンガルーちゃんはというと、振り返りもせず、一目散に大草原へ。どれほどの間、逆さま状態になっていたのかわかりませんが、きっと1人で怖かったよね。
動画の中で誰かも叫んでいるけれど、もう2度と同じ失敗を繰り返してはダメよー!
参照元:YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch