ジリジリと暑い夏。服で調整できる人間がこれだけ暑いと感じているのだから、もふもふとした毛に全身を覆われているワンコは、はるかに暑いに違いありません。
おまけに、焼けつくような日差しにさらされ熱がこもっているアスファルトの上を、直に肉球で歩くのも辛いことでしょう。
【夏の晴れた日は危険】
犬の社会課題を獣医学研究者と共に考えるために立ち上げたというブランド「docdog(ドックドッグ)」。夏場の犬の肉球の火傷リスクの実態を明らかにしようと、犬を飼っている200名にネット調査を実施したそうです。
まずこの調査では、火傷リスクのある時間帯を、夏の晴れた日の10時~19時としています。これは、一般に動物の皮膚が1時間以内で低温やけどを引き起こす温度は43℃程度ということと、夏場のアスファルトの表面温度は、気温30℃以上で45℃程度に達することから、決めたということです。
【火傷に気づいていないケースも多そう】
夏場、この火傷リスクのある時間帯に犬の散歩に出かけたことのある人は全体の72%で、日常的に出かけている人は全体の53%という結果だったそう。
実際に犬が肉球に火傷をしたことがあるのは10人に1人ということですが、熱がこもりやすいアスファルト。「軽度の火傷では、犬が自ら声を上げることは少ないので、飼い主が愛犬の肉球の火傷に気づいていないケース」という獣医師のコメントもありますので、なるべくこの時間帯を避けてあげたほうがよさそうです。
【ドッグブーツという選択も】
とはいえ、どうしても昼間に散歩しなければならない場合もあると思います。そういった場合は、犬のための靴、ドッグブーツを足に履かせてあげるという手も有効なようです。
知らない間に火傷してしまう可能性がある夏場の散歩。肉球のケガは治りづらいので、特に気をつけてあげてくださいね。
参照元:プレスリリース
参考リンク:docdog
執筆=田端あんじ (c)Pouch