毎日仕事をしていると、イヤなこともあるものです。そりゃあそうだろ! なんて言えているうちはいいけれど、ストレスがたまると体調を崩すことも……。
エン・ジャパンは「ストレス解消」について、エン・ジャパンの転職サイトを利用している20~50代の働く男女を対象にアンケート調査を実施し、9320名から回答が得られた結果を報告していました。
この調査では、約9割の人が仕事でストレスを感じているとの結果に。転職を考えている人への調査ということだろうから、世間一般の結果とは違うとは思うけれど、あなたはどうかしら?
【ストレスの主な原因は「上司との人間関係」?】
どういったことにストレスを感じているのかを尋ねたところ、主な原因としてトップに上がったのが「上司との人間関係」。約半数の人が上司への不満を感じているようです。
仕事の内容や待遇と同じかそれ以上に、職場の人間関係は大事ってことですね。たしかに、折り合いの悪い上司の下につくと辛いです。しかも、一度イヤだなぁ~と思ったら、ちょっとしたことだってどんどんイヤになってくるし……。
【ストレスの乗り越え方に、社会人生活の難しさが】
ちなみに、ストレス解消に何か行動した人は8割でした。その人たちに対する「ストレス解消に有効的だったのはどんな行動でしたか」という質問の回答に上位に挙がったのは、友人や家族への相談。仕事の悩みを相談しやすいのは、同僚や上司よりも社外の人のようです。
そもそもストレスの原因が「上司との人間関係」なら、なおのこと会社の人には言いにくいですよね〜〜。
【会社へのアクションは起こしづらい?】
ここでちょっと気になるのは、会社へのアクションがストレス解消に有効だったと回答した人が少ないこと。「改善案を会社に提案した」ことが有効だった人は6%、「人事に相談」が有効だった人は、さらに少なくて4%。
仕事でストレスを感じているときに、会社にアクションを起こす気力を振り絞るのは難しいのかもしれません……。
【ストレスを抱え込まないように】
去年から、従業員数50名以上の企業には社員ストレスチェックが義務化されました。だけど、この結果を見るかぎり、会社の不満は会社の人にこそ言いにくいみたい。会社が社員のストレスを把握するのは、なかなか難しいのが実情かもしれないですね。
仕事でストレスを感じたら、とにかく抱え込まずに相談できる人を見つけて欲しいと思います。公的機関でも受け付けてくれますよ。
参照元:エン・ジャパン
参考リンク:こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(厚生労働省)
執筆=夢野うさぎ / 画像=Pouch (c)Pouch
▼そもそもストレス改善に向けて行動しなかった人が約2割
▼「あきらめないで」と言いたいところだけど……