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時代小説の名作『鬼平犯科帳』が初アニメ化! 鬼平のビジュアルがヒョロすぎるので心配…悪党斬れるんか?

2016年9月1日

heizo

池波正太郎さんの時代小説の中でも屈指の人気を誇る『鬼平犯科帳』シリーズ。これまでにたびたびドラマ化、映画化、舞台化されてきましたが、なんと2017年にアニメ化されるというニュースが飛び込んできましたよ!

タイトルは『鬼平』。主人公の“鬼の平蔵”こと長谷川平蔵のメインビジュアルも解禁されたのですが……これは今までにないイメージだ! 今っぽいスタイリッシュな平蔵様に鬼平ファンの私の心もざわついております。

【『鬼平犯科帳』ってどんな話?】

江戸時代後期、徳川幕府が設けたのが「火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)」という特別警察。悪の絶えない世の中で、凶悪な盗賊たちを容赦なく取り締まる組織として独自の機動性を備えていたのです。その火付盗賊改方の長官が主人公である長谷川平蔵。人呼んで“鬼の平蔵”。物語は鬼平の活躍を軸とした捕物帳となります。

池波正太郎さんの小説を原作としたテレビ時代劇の長谷川平蔵は、二代目・中村吉右衛門さんの当たり役
老若男女、非常にファンの多いこの作品がアニメ化されるとなると、いったいどんなふうになるのか、気にならざるを得ません!!

【鬼平のビジュアル、こう来たか!】

まずは今回のアニメ化で公開された長谷川平蔵のビジュアルですが……これは意外に感じた方も多いのでは?

鬼平のビジュアルイメージは、これまでは次の3パターンのどれかだったように思います。まずは、原作読者としては小説内の文章で説明される平蔵像を脳内イメージで思い描くパターン。続いてテレビシリーズの長谷川平蔵=中村吉右衛門の長官というパターン、そして、漫画家さいとうたかをさんが『鬼平犯科帳』で描く鬼平像。

しかし今回の鬼平はこのどれでもない! 原作に出てくる平蔵は年齢が45歳ぐらいとされており、現代に合わせると50代ぐらいのイメージでしょうか。人情深い人柄ですが、悪党に対しては容赦なく斬り捨てる鬼のような一面も合わせ持った人物。

それだけに、貫禄と凄みは外せないはずですが……アニメ版の鬼平、ヒョロい! 今風のイケメン&スタイルいい、ともいえますが、色白で弱っちそう。「火付盗賊改方、長谷川平蔵である!」の決め台詞とかめちゃくちゃ甲高い声出そうですが、大丈夫でしょうか。剣の達人という設定ですが、この体型でやれるんか……? など原作、時代劇を知る者としては若干の不安がよぎります。

【放送が待ち遠しい!!】

アニメ化するのであれば、「さいとうたかをさんの漫画を使うのではダメだったんだろか?」とも私は思いましたが、あの平蔵はデューク東郷がそのまま武士になったような風貌なので、男臭すぎて女性ウケしずらいのかもしれませんね。また今回初のアニメ化で、旧作イメージが強くなりすぎるというのも、避けたい理由のひとつかも。

ビジュアルはこれまでの鬼平像をくつがえしてくれましたが、ぜひ作品自体もいい意味で期待を裏切ってくれることを楽しみにしたいと思います! 

ほかの登場人物のうさ忠や久栄、おまさ、粂八などがどんなキャラデザインになるのか、そして声優は? おいしそうなシーンはあるのか? など、まだまだ詳細が待たれるところです。

参照元:アットプレスBSフジ
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch
(C)オフィス池波/文藝春秋/「TVシリーズ鬼平」製作委員会

▼さいとうたかを先生が描く長谷川平蔵

▼時代劇は「ジプシー・キングス」のエンディングもめちゃくちゃかっこよかったんだよなぁ……

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