TBS系火曜ドラマ『せいせいするほど、愛してる』が、9月20日に最終回を迎えました。みんな、観てた〜〜〜?
今期のドラマの中でも人気を集めていたこのドラマについて、今回は、勝手ながらネタばれ上等で『せいせいするほど、愛してる』あるあるをご紹介しちゃいます☆ タイトルがちょっとばかし長いので、ここからは『せいせい』と省略させていただきますね。
見どころ&ツッコミどころ満載だったこのドラマの魅力が、ほんのすこーしでも伝わりますように!
【ハマる人続出! 一体どんなドラマなの?】
まずは、『せいせい』のあらすじにざっくり触れておきましょう。
武井咲さんが演じる栗原未亜(くりはら みあ)と、タッキーこと滝沢秀明さんが演じる三好海里(みよし かいり)。
海里には、事故にあい意識不明のまま入院している妻がいるのですが、二人は道ならぬ恋に落ちます。そこへ、中村蒼さん演じる宮沢綾(みやざわ りょう)が入って三角関係に……この恋いったいどうなっちゃうのぉ!?
この3人だけでなく、未亜のルームメイトたちの恋模様もごっちゃまぜだし、海里の奥さんは意識不明だったのに突然起きて大暴れしちゃうし、あっちこっち忙しすぎて、1秒たりとも目が離せないドラマでありました。
それではここから『せいせい』あるある〜、スタートっ!
【あるあるその1:展開早すぎ】
当初はまったく観るつもりがなかったものの、偶然テレビをつけたら第1話が始まったところだった。これが私と『せいせい』の出会いでした。
1話をしばらく観ていたのですが、未亜と海里の出会い、そして運命の再会を果たした未亜が彼氏と別れた途端、その元カレがストーカー化しちゃうわ、ルームメイトたちが三角関係になるわで、のっけから展開早すぎぃ! いろんなことありすぎて、もうこれで終わってしまうのかと思いましたよ本当に。
その後も変わらず、各回ごとの物語の展開が早いことこのうえなし。でも、このスピード感がクセになっちゃうのよね。
【あるあるその2:セリフが完全に昼ドラ】
木南晴夏さん演じる、海里の奥さんが未亜に放った名言「このメスブタがあああ!!」、そして、未亜のことを好きになった宮沢の元カノが言った「このアバズレ」。
『せいせい』は木南さんの怪演なくしては語れませんが、やはりこういった昼ドラ全開のセリフも、登場人物の存在感を大きくする後押しとなったのではないでしょうか。
それにしても未亜ちゃん、ののしられすぎじゃないですか。奥さんはまだいいとして、元カノに言われちゃうのは辛いね。ビンタまでされちゃったしね。
【あるあるその3:いろいろなタッキーが見られる】
『せいせい』の名シーンは色々ありますが、なんといってもタッキー演じる海里の全力エアギターは外せません。初回から登場し、視聴者を大いに困惑させたエアギター。もはや名物、いや『せいせい』の代名詞と言っても過言ではないでしょう。地味にエアドラムしているシーンもあるんだけどね。
しかしそれだけでなく、シンデレラさながら未亜に靴を履かせて「綺麗だよ」とささやくタッキー、奥さんの暴走をまったく止めようとせずポカンとしているタッキー、ひたすら眉間にシワを寄せているタッキー、そして海賊の格好をさせられ酔いつぶれてしまうタッキー。どんなにおかしなシーンでも耐えうるタッキーの王子さま力(おうじさまりょく)に、ただただ感心せずにはいられませんでした。
ちなみに、私がこれまで実際に見た芸能人のなかで、もっとも光り輝いて見えたのはタッキーです。これは比ゆではなく、本当にタッキーの周囲がキラキラに光って見えたんですよ。さすがタッキー、アラサーになってもその輝きは消えませんね……!
【あるあるその4:宮沢のことを好きになってしまう】
宮沢にまっすぐな思いを寄せられ、とうとうプロポーズまでされた未亜ですが、最終的には海里を選びハッピーエンド。
しかし私は「なんで宮沢さんにせえへんねん!(宮沢は関西弁)」とテレビにツッコまずにはいられませんでした。そうなるってことは、うっすらわかってたよ、でもこんなにイイ男、ほかにいないよ? ぶっちゃけ、海里より宮沢さんと暮らしたほうが、ずっと幸せになれると思うんですけども。
そんな風に思っていたのはどうやら私だけではなかったようで、回が進むごと、ツイッターには「宮沢さん推し」を表明する声が増えていきました。ついには「宮様」とまで呼ばれ、「私がもらう」「宮沢さんは私と結婚」「宮沢さんのこと せいせいするほど愛してる」というつぶやきがTLにあふれていたのが印象的だったわ。
【あるあるその5:ギャグなのかマジなのかわからない】
エピソードがことごとくトリッキー。これも『せいせい』に注目が集まった、大きな理由だったのではないかと思います。
たとえば高橋光臣さんが演じる、ストーカーになってしまう未亜の元カレにまつわるエピソード。
「あっさり未亜の会社のビルに侵入してるけど、警備甘くね?」とか、「え、なんでわざわざ自分の足にバーベルを落としてケガしてんの!?」などなど、ツッコミどころ満載。
しかも、いつのまにかいなくなってるし……あの人の存在自体が夢だったのかしら? と思うほど。
先ほど触れたタッキーのエアギターも、笑うところなのかなんなのかわからないし、そもそも「このシーン、いる?」とふと思うほど違和感あるしで、とにもかくにも “試されてる感” がすごいドラマです。
【あるあるその6:「マジで? そうだったの!?」という展開が多すぎる】
ドラマ序盤では、橋本マナミさん演じる小川遥香(おがわ はるか)が海里の奥さんであるかのように描かれていたのに、実は奥さんのお姉さんだった。しかも、社長と部長が実はデキていた。
唐突なエピソードを差し込み、そのたびに「マジで!?」と視聴者をことごとくひっくりかえらせてきた『せいせい』ですが、私がとびきり大声で「マジかーーーーー!!!」と叫んだのは最終回。トリンドル玲奈さん演じる美山千明(みやま ちあき)による、まさかの告白です。
未亜のルームメイトである千明は、おなじくルームメイトの真咲あかり(まさき あかり、演じたのは水沢エレナさん)とイイ感じだった男性をつまみ食いしてしまいます。その男性、中村隼人さん演じる久野淳志(くの あつし)を忘れるべく、お見合いまでしたあかり。
あかりはかつて未亜に「私が好きになった人はいつも千明のことを好きになる」とこぼしたことがあったのですが、最後の最後に、驚くべき真相が判明。
なんと、千明はずっとあかりのことが好きだったのです! 千明の告白を聞いて「なんて言ったらいいのか……」と戸惑うあかりに対し、「これからも親友でいようね、って言えばいいんだよ」と返す千明が、健気すぎてもう……。
だからいつも恋の邪魔をしていたのね、千明ちゃん。あかりへの言葉が優しすぎるし、あまりにも切なすぎるよ。
【もう観られないのがさみしい】
いかがでしたか? 全く興味のなかった方も、多少は『せいせい』に興味を持っていただけたでしょうか。不倫の恋を描いたドラマということもあって賛否両論分かれるドラマではありましたが、「今回挙げたような視点から楽しむ」という観方にすれば、きっと楽しめると思います。
ちなみに私個人としては「壮大なコント」として観ておりました。いや、あのこれ、めっちゃほめてますので。このドラマについてもっと知りたいあなたは、番組の公式サイトをチェックしてくださいね。
参照元:Twitter検索「せいせいするほど、愛してる 宮沢」
参考リンク:TBS「せいせいするほど愛してる」
執筆=田端あんじ (c)Pouch