エスカレーターに乗るとき、東京では左側に立つのが暗黙のルール。一方、大阪ではその逆側、右側に立つのがルールのようです。それならば、全国のそのほかの地域ではどうなのか?
アンケートサイト「みんなの声」による調査「エスカレーター、あなたの住んでいる地域ではどちら側に立ちますか?」が、謎を明らかにしてくれたようですよ。
【左に立つ派が圧倒的多数!】
「東京は左で、大阪では右」そう聞くと、関東は左で、関西は右に立つのが常識なのだと想像してしまいますが、調査結果を見ると、どうやらそうとも言い切れないよう。
というのも京都府や滋賀県を含む38都道府県、つまり全国8割の都道府県で「エスカレーターでは左に立つ」と回答した人が多かったから。
【右に立つ都道府県は9つ】
では、「右に立つ」という回答が多かった都道府県ですが、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、福井県、島根県、愛媛県、徳島県、宮崎県の9つでした。
この顔ぶれを見ると、すべての地域が西側寄り。やはり東か西かで分かれてしまうという点は少なからずあるのでしょうが、それにしても「右に立つ」派がこんなに少ないというのは、個人的にはすっごく意外でした。
【田舎では結構な確率で「横並び」です】
ちなみに、私は福島県出身なのですが、基本的には「左に立つ」というのがルール。しかし、これがきっちり守られているかといえば決してそうではなく、福島県で主要な駅の1つである郡山駅構内でも、いまだに「2人横に並んで立って、片側は開けない」という旧来の乗り方が多いように思われます。
【のんびりしていて好き】
昔から変わらぬ「横並び」な光景を帰省するたびに見て、若い頃こそなんだか恥ずかしいと思っていたけれど、30代の今となってはむしろほのぼのしちゃうし、癒されているというのが本音。まあこれも、時間がのんびりゆったりと流れる田舎だからこそ成り立つこと、なんでしょうけどね。
【右に立つのは世界標準!?】
ちなみに「産経WEST」の記事によると、訪日外国人でにぎわう大阪・ミナミで聞いてみたところ、「右に立つ」習慣があるのは大阪のほかに、アメリカ、カナダ、中国、台北、韓国では「右」と答えた方が多かったそう。もちろん「ノールール」という国もあったようですよ。
さてあなたが住んでいる地域は「左に立つ」派? それとも「右に立つ」派? 「郷に入れば郷に従え」という言葉もありますが、出張が多いという方などは、それぞれの地域のエスカレータールールを覚えておくと、なにかと役に立つかもしれませんね。
(訂正とお詫び)当初、9割の都道府県で左に立つとしていましたが、8割の間違いです。訂正し、お詫び申し上げます。
参照元:みんなの声「エスカレーター、あなたの住んでいる地域ではどちら側に立ちますか?」、産経WEST
執筆=田端あんじ (c)Pouch