人生で1度くらいは、宝くじに高額当選するという幸福を味わってみたいもの。アメリカ・ノースカロライナ州に暮らすグレンダ ・ブラックウェル(Glenda Blackwell )さんは、この稀にみる幸運に恵まれた1人です。
しかしグレンダさんの目的は決して、宝くじに当たることではありませんでした。
グレンダさんは、当たりもしないのに宝くじにお金を費やし続けている自分の夫をいさめるべく、宝くじを購入しただけ。それなのに高額当選してしまうとは運命って皮肉ね……だけど超ラッキーでうらやましいっ!
【「宝くじなんて当たらない」と教えたかったのに!?】
海外サイト「KRON4.com」によると、ブラックウェルさんはある日、夫にアメリカの高額宝くじ「パワーボール」を2枚購入するよう頼まれたのだそう。こちらは日本のロト6のようなもので、1〜69の数字から5つと、1〜26までの数字から1つの合計6個の数字を選んで当てる……といった仕組み。最高約1800億円の当選があったことで話題にもなりましたが、当選確率は天文学的。
ブラックウェルさんは「パワーボール」ではなくスクラッチくじ「カロライナ・ミリオンズ」を10ドル分購入。宝くじは当たらないのだということを身をもって知らせたかったがための行動だったのですが、意図とは反対に当たってしまったから大変。
しかも、当たった金額はなんと、約1億483万円。「宝くじは当たる」ということを、自ら行動で示してしまったのでありました。
【夫の心情が気になります】
「夫が宝くじを買い続けることにイライラしていたので、たびたび『あなたは浪費している』と文句を言っていました。だけど私は前言撤回しなければなりません」と、ブラックウェルさん。
海外サイト「CNN.com」の報道によれば、当選したお金は家と土地の購入、娘への援助、孫娘2人がいずれ大学へ進学するための資金として使おうと思っていると、ブラックウェルさんは話しているのだそうです。
こういった経験談を聞くと、「やはり宝くじを買うときは無欲が1番!」という考えが頭をよぎりますよねぇ。だけどこれが、なかなか難しいんだけども。
参照元:KRON4.com、CNN.com
執筆=田端あんじ / 画像=Pouch編集部 (c)Pouch