日本の年はじめイベントといえば、やっぱり「初もうで」。2017年はどこへ初もうでに行くか、もう予定は立てているでしょうか?
私の定番コースは、「地元の神社を数件巡る」ハシゴ初もうで。神社それぞれに別の趣きがあって、正月気分がほっこり盛り上がるんです。
さて、もしもあなたも初もうでを大事にする考えの持ち主なら、メインの神社へお参りした後、東京国立博物館へ立ち寄ってみるといいかも。日本随一の博物館で、初もうで気分を満喫できるらしいのですよ。
【人気企画が今年も登場!】
東京・上野公園にある東京国立博物館で2017年1月2日から開催されるのは、新春企画「博物館に初もうで」。1月29日まで行われるというこちらは、2003年から実施され毎年好評を博している、人気企画なんですって。
【貴重な作品が観られるよ】
東京国立博物館は、日本美術や伝統芸能など、日本文化の宝庫。と、いうことは、新年にまつわる収蔵品もたくさんある、というわけです。
このイベントでは、国宝「松林図屏風」(長谷川等伯筆)など貴重な作品が公開されるほか、2017年の干支である「酉(とり)」を題材にした作品も登場。お正月ならではな松竹梅や鶴、富士山などをテーマにした作品もずらりと並ぶそうで、おめでたいったらありゃしない!
【日本の伝統芸能をとことん堪能】
初日となる1月2日と翌3日には、和太鼓に獅子舞、曲独楽に落語といった具合に、 “ザ・ニッポンのお正月” といった催しが行われる模様。これに加えてオペラやクラリネットのコンサートまで予定されており、1日中楽しめそうです。
【見どころ「しか」ありません!?】
そのほか「徳川歴代将軍の肖像画」などを観ることができる「寛永寺根本中堂特別参拝」といった企画や、東洋館ミュージアムシアターにてVR作品『江戸城の天守』が無料上演されるなど、見どころがたっくさん!
東京で新年を迎えた、というあなたは、さっそく出かけてみてはいかがでしょうか♪
参照元:東京国立博物館、アットプレス
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼国宝「扇面法華経冊子」平安時代 / 12世紀 (1月2日から1月15日まで)
▼「芭蕉孤鶴図」黒川亀玉筆 江戸時代 / 18世紀 (1月2日から2月5日まで)
▼「芭蕉孤鶴図」黒川亀玉筆 江戸時代 / 18世紀 (1月2日から1月29日まで)
▼「鶏に餌をやる男女」鈴木春信筆 江戸時代 / 18世紀 (1月2日から1月29日まで)