スーパーの試食コーナーって、胸躍りますよね♪ 小さい頃はシャイだったから、店員さんに声をかけてもらえるまでもらいに行けなかったけれど、今は躊躇することなく手を伸ばしちゃう。でもこれって、イイ変化なのか!?
それはさておき、先日とあるスーパーの試食コーナーで、「子供だけで食べてはダメ」といった意味合いの注意書きを見かけました。
なぜ、どうして、子供だけだとダメなの? 私が小さいときは、子供だけであろうと試食させてくれたよ? 遠慮なくたくさん食べちゃうからダメ、ってことなのかな!?
【キーワードは「食物アレルギー」】
ってな具合にモヤモヤしながら注意書きの続きを読んでいったところ、子供だけの試食を断っているのには、以下のような記述が。
「アレルギーを持っている場合があるため。誤飲を防ぐため」
なるほど! たしかに幼い場合は誤飲も心配ですし、アレルギーを持っている子に、知らずに渡してしまったら命に関わりますよね。
【子供だけの場合は試食を渡せない?】
また別の日、他のスーパーを訪れた際には、注意書きではなく店員さん自ら子供に注意をしている姿を目にしました。
試食コーナーへ猛ダッシュしてきた子に対し「ごめんね、お母さんやお父さんと来てちょうだいね」と一言。意地悪でもなんでもなくて、字が読めない年頃の子どもは知らずに食べてしまう場合もありえるので、こうやって断っているのだそう。
【子供だけの試食は基本NG】
ちなみに……以前スーパーの試食販売のバイトをしていた知人に話を聞いてみたところ以下のような話が。
「アレルギーの危険性があるので、私のバイト先では子供だけの試食は断るようマニュアルで徹底されてました。でも子供に『パパやママと一緒じゃないとあげられないんだ』って言うと、たまに親御さんから『ちょっと! 買わせたいの?』と怒られてしまうこともあって、説明がちょっと大変でした……」
店員さん、大変……! でも、背景をきちんと説明すればすんなり納得してくれる、とも話しておりましたよ。
自分たちが子供の頃とはずいぶん変わったなーと思っていたけど、試食コーナーでの取り組みが、子供を守ることにつながっているんですね。
執筆=田端あんじ / 画像=Pouch (c)Pouch