2月3日は節分。節分の日に恵方巻きを食べることは、私(関東出身)は大人になってから知った風習ですが、今やすっかりおなじみのものになりましたね。
今年はどんな恵方巻きを作ろうかと考えたのですが、私は正直にいうと、長い太巻きを切らずに丸かじりすることにはちょっぴり抵抗があります。子どもの時からの習慣ではないからでしょうか?
そこで「恵方巻きを丸かじりする抵抗感をなくしてみよう」と思いつきました。そうしたら、急に乙女心と創作意欲がむくむくと湧いてきて、出来上がったのがこの「乙女恵方巻き」です!
【海苔に透かし模様を入れました】
丸かじりの何に抵抗感があるのかを考えてみて、思いあたったのは色と形状。海苔が黒くて、長くてどーんとしているからかも? ということで、海苔に透かし模様を入れることにしました。
模様は、どうせなら恵方巻きらしく和テイストにしようと、梅の柄に。ついでにもっとかわいくしちゃおうと、透かしから見えるご飯がピンク色になるようにしてみました。そうしたら、ものすごくかわいい、乙女な恵方巻きに!
今回は、この「乙女恵方巻き」レシピをご紹介します。複雑そうに見えて、意外と簡単にできるんですよ。
【乙女恵方巻きの作り方】
<材料(1本分)>
・焼き海苔 1枚
・ご飯 軽く1膳
・酢 大さじ半分
・ゆかり 小さじ1
・具材 お好み
今回の具材は、きゅうり、サーモン刺身、薄焼き卵、貝割れにしました。
<作り方>
1. 消毒したカッターで海苔の中央部分に横長に梅模様を入れる。きれいな紙に模様を書いてから海苔にあてて切ると、やりやすいです。
2. 温かいご飯にゆかりと酢を加え、切るように混ぜる。
3. 巻き簀(まきす)にラップをしき、その上に海苔を置いてから2をのせる。ラップをしかないと、ご飯が巻き簀にくっついてしまうので注意。ご飯は海苔の上下にやや余白をとり、平らに薄くのせていくことがポイントです。
4.ご飯の真ん中あたりに具をのせ、巻いていきます。
5.5分くらい置いて、具とご飯をなじませてから両端を切ればできあがり。
いつもの恵方巻き作りと違うのは、海苔に模様を入れることと、ご飯にゆかりを混ぜることだけ。切り込みはハート型やお花型でもかわいいです! ゆかりは意外に万能なので、「ゆかりを入れたらまずくなっちゃった」ということはまずありませんよ。
見た目に華やかな乙女恵方巻き。これなら抵抗感なく丸かじりできそうです。ぜひ作ってみてくださいね!
調理・撮影・執筆=山川ほたる (c)Pouch