1912年4月15日。イングランド・サウサンプトンからアメリカNYへ向かって進んでいた豪華客船・タイタニック(RMS Titanic)が、氷山に当たって沈没。乗客2208名のうち1500名ほどが、船と一緒に海の底へと沈みました。この航海はタイタニックにとって、初めての航海だったのだそうです。
イギリス、アメリカ、そして世界中に衝撃を与えたタイタニック号沈没の事件は、後に小説や映画となって大ヒットを記録しています。
このたびクラウドファンデイングサイト「Kickstarter」に登場した「タイタニックVR」は、この歴史に残る大事件の全貌を身をもって体感できるプロジェクトとのこと。
今まさに沈没しようとしているタイタニック号に乗船しているような体験ができるセクションと、沈没した船を探査している気分を味わえるセクションの2つを製作中。このVRでは、当時一体なにが起きていたのか学ぶことができるほか、感情にも訴えかけるよう制作されているんですって。
【こだわりがすごい】
体験者をタイタニックの世界へと誘うべく採用しているのは、体の動きを再現するモーション・キャプチャと、イキイキとした表情を実現するフェイススキャニング・テクノロジー、そしてプロの声優陣です。
実在した人物や捜索時に発見されたものを忠実に再現しているそうで、まるで本当にタイタニック号の中を探索しているよう!
【事件をより深く知ることができそう】
「Kickstarter」サイトでは世界観を知ることができるデモ映像が公開されており、ダウンロードすることもできるのですが、かなりリアル。
当時船へ乗り合わせていた人々の気持ち。そしてその70年以上後に沈んだ船を探索した人々の思い。彼らがどんな状況で、またどんな思いでタイタニック号と向き合っていたのか。仮想現実で触れることで、なにか新しい発見ができるかもしれません。
【自分の肖像画を飾ることもできるんだって】
「タイタニックVR」の支援コースは日本円で約600円から。「自分の名前が書かれた名札を遭難現場に置くことができる」「船に自分の肖像画を飾ることができる」「潜水艦に名前をつけることができる」支援コースなどもあり、コースの内容はそれぞれ非常にユニークです。
なお、タイタニック乗船体験プランと難破船探索プランはそれぞれリリース時期が異なる模様。作品自体はまだ制作中のようですが、過去をより深く学ぶため、完成したらぜひとも体感してみたいものですね。
参照元:Kickstarter
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼レオ様の『タイタニック』は、当時学校の授業でも観たわ…