ただいま「edges2cats」という、画像変換の無料Webツールが話題になっています。なんでも、ネコの絵を適当に描いてボタンを押すと、それがリアルなネコ写真に変換されるのだとか。
えええ、それちょっとすごくないですか!? 気になったので、実際に試してみることにしました。
【線画が写真になる不思議ツール】
edges2cats のもとになっているのは、pix2pix という画像変換ツール。これは線画を写真にしたり、モノクロ写真をカラー化したりできるという、夢のようなプログラムなのです。
でも、一般ユーザーにはいろいろとハードルが高い……ということで、クリストファー・ヘッセさんという方がこれを誰にでも使えるようにと、「ネコ」「かばん」「ビル」などを生成するWebツールにまとめてくれた、というわけ。そのうちのひとつが edges2cats、日本語でいえば「輪郭からネコ画像」です。
これ、ラクガキのようなテキトーな図形でも、ネコ画像に変換してくれちゃいます。約2000枚のネコ画像を使って変換パターンを学習させたらしく、サンプル画像を見るとかなり精度が高そう。
【試してみました】
「へえええ、おもしろい!」というワケで、実際に試してみることにしました。まず、edges2cats が公開されているサイト「Image-to-Image Demo」にアクセス。
edges2cats の clear ボタンをクリックして、サンプルのイラストを消します。そして、思うままにネコのイラストを描き、process ボタンをクリックすると……ニャ、ニャンじゃこりゃ!? モンスターやで……完全に絵心が試されるやつや!
このツール、ネコのイラストでなくてもネコ画像に自動変換してくれちゃうというオモシロ機能のようで、「へのへのもへじ」を描いてもネコっぽくなりました。なんでもいいのか……受け入れるキャパシティの広さ、ハンパないっ!
また、random ボタンをクリックすると、ランダムにイラストが表示されて、それがネコ画像に変換されます。イラストなんて描いてられないアナタは、これだけでもけっこう楽しめるはず。でも、ちょっとうまく変換されてない、怖いのものでてくるから要注意ですよ……。
【ビルや靴、バッグのイラストも自動変換】
Image-to-Image Demo には、edges2cats のほか、窓やドアなどを色で指定すると超リアルなビルの画像になる「facades」、線画が靴画像になる「edges2shoes」、線画がバッグ画像になる「edges2handbags」もあります。いろいろ遊べそう!
ちなみに、ブラウザはChrome推奨とのこと。スマホでもできるのか試してみましたが、スマホ版のChromeでは作動しなかったので、パソコンのみの対応なのかもです。やってみたい場合は、パソコンからアクセスしてみてネ♪
参照元:Image-to-Image Demo
執筆=夢野うさぎ (c)Pouch
▼みなさんも奮闘中
猫描くとリアルにしてくれるツールすごいhttps://t.co/qwTXeVuti5 pic.twitter.com/1ZkBJsHvUo
— ふとしSLIMの日常 (@FUTOCHIMPO) February 21, 2017
てきとうに閉じた線をえがくと、その中身を「猫」にする edge2cats が技術的にもすごいけど、仕上がりも雑でこんなの笑うしかない(笑) https://t.co/0PLDpk0lz5 pic.twitter.com/BG6X18d74i
— 堀 正岳 @ めほり (@mehori) February 21, 2017