「もしかして彼、浮気してるのかも……?」
恋人と一緒にいてふと、こんな風に感じたことのある女性は少なくないのではないかと思うんです。
では女性たちは、一体どんなときにパートナーの浮気を疑うのでしょうか? 「100%クロ!」とまでは言い切れないけれど、明らかに「グレー」。今回はそんな予感を胸に芽生えさせる男性の行動パターンを10個、取り上げてみることにしました。
【「もしかして浮気?」と疑っちゃう瞬間10】
参考にしたのは30代のわたしの体験。そして20代女性(同棲中)、30代女性(恋人あり、独身)、40代女性(既婚)、以上3名の友人たちによる証言です。それではさっそくまいりましょう!
その1:携帯電話を手放さなくなる / 急に画面ロックをかけるようになった
普段はその辺に放りっぱなしだったのに、出かけるときも、家で過ごしているときまで肌身離さず携帯電話を持ち歩くようになった。そしてひんぱんに、画面をのぞき込んでいる。前はかけていなかったのに、急に画面ロックをかけるようになった。
「見られちゃマズイものでもあるの?」とつい疑ってしまうのは……必然ですよね。ちなみにコレ、全員の口から出た「浮気を疑ったきっかけ」でした☆
その2:やたら「仕事の電話」がかかってくる
「2人でいるとき、よく電話が鳴るように。『仕事の電話だから……』とかなんとか言って部屋から出ていって電話していたときは、浮気を疑いました。だっていつもは仕事の電話がかかってきても、その場でフツーに出てたんですよ?」(20代女性)
いつも部屋から出て行っていたなら別ですが、急にこのような行動を取られてしまうと、やはり気になってしまいますよね。なお20代女性いわく、この彼「クロ」だったそうです。
その3:急に身なりに気を遣うようになる
「オシャレに気を遣うタイプじゃなかったのに、服装を気にするようになった。下着にこだわるようになった。髪型や体臭などに気を遣い始めた。もちろん単に “目覚めた” だけなのかもしれないけど、気になる人ができたのかな……?と、つい邪推しちゃう」(30代女性)
わかる。超~わかる。今まで香水なんて使ったことのなかった彼氏が、急にいい匂いのボディクリームを使い始めたとき。さらにダメ押しでオーガニックの化粧水を使い始めたときは、わたしも浮気を疑っちゃいました。でもこのときは単に、「加齢で肌が乾燥しがちになってお店に相談したら進められただけ」だったんですけどね。
その4:女の子の流行(美容やコスメなど)に詳しくなった
こういった情報に常にアンテナを張っているような男性だったら別なのですが、疎かったはずなのにやたら詳しくなっていたりすると、「女の子から聞いたのかな?」と不安に思ってしまうもの。
わたしもコレがきっかけで疑いを持ち始めたのですが、加齢で肌質が変化したのをきっかけに美容に目覚めただけでした(前項目の彼氏)。
ですが40代女性いわく「夫が若い女の子の流行をよく知っているのでカマかけたら……浮気してた」とのこと。ってなわけで、注意が必要な兆候なのかも?
その5:細かな予定を教えてくれなくなった
「『今日は仕事で○○に行くよ』『夜は○○たち(男友達の名前)と飲む予定』というふうにいつも大まかな予定を教えてくれていた彼が、急に予定を言わなくなった。さすがにちょっと、不安になったよね。ホントのところは未だにわからないんだけど……」(30代女性)
なんでも「予定は必ず教えてね」と女性から頼んでいたわけではなく、いつも彼のほうから予定を報告してきたのだとか。それが急に、パタリとなくなってしまった。単に面倒になっただけなのかもしれないけれど……こういった変化には胸がザワついてしまいます。
「忙しい」を言い訳に自分との予定を組んでくれなくなるのも、浮気の兆候かも? もちろん本当に忙しい場合もあるので、安易に疑っちゃダメとは思うのですが……。
その6:いやに機嫌がいい
「前はそれほどでもなかったのに最近はやたらと機嫌がいいなと感じたら、浮気してる確率が高い。仕事でいいことがあったら絶対なにか言ってくるし、家庭内で思い当たるようないいニュースはない。それなら浮気に違いない!と踏んだら、やっぱりそうだった(笑)」(40代女性)
……わかりやすっ! 恋をすると誰しも「脳内お花畑状態」になってしまうもの。四六時中相手のことを考えてはニコニコ(というかニヤニヤ)しちゃうのは、当然と言えば当然なのでしょうねぇ。
その7:いつもとは違う行動をするようになった(荷物を持ってくれる、など)
「気遣いができないタイプの夫が、ある日急にジェントルマンになった。今までは重い荷物を持ってくれることなんてなかったのに『持つよ』と言ったり、なにかとレディファーストするように。まあ結局浮気してたんだけど、アレはたぶん浮気相手の女に好かれたくてやってたんだろうね」(40代女性)
40代女性、さっきから最後に笑っちゃってますけど、そういうところに大人の余裕を感じますね……! それにしてもジェントルマンになるって、一見いい変化だから厄介~~~!!
その8:カーナビの履歴にデートスポット
「何気な~くカーナビいじったら、履歴が出てきて。よく見たらディズニーランドとかデートスポットばっかりで、その場でケンカになりました。彼は『友達と行った』とか言って否定してたけど、わたしは未だに疑ってます」(20代女性)
う~ん、これは難しいところですね。デートスポットに友達とは行くわけない! とは断言できませんし……。でもこの彼、終始しどろもどろになるなどかなり慌てていたらしいので、ひょっとしたら「クロ」かも?
その9:部屋の片づけ方がいつもと違う
ある日元彼の部屋に入った瞬間、なにかしらの違和感を感じたわたし。よくよく考えたら、物の配置がいつもと違う感じがしたんです。
模様替えレベルの変化ではなく、本の置き方など、いつも訪れているからこそ気づく小さな小さな違和感。「アクセサリーがある」「女性用化粧品がある」「ヘアゴムがある」とかいうわかりやすい “証拠” ではないから本人に聞くわけにもいかず……。まさしくこれが「女の勘」ってやつなのでしょうが、案の定「クロ」でした。
その10:キスを嫌がる / 性行為の回数が減った
こちらも「その1」同様、満場一致だった「浮気の兆候」です。性行為の回数はひとまず置いておいて、「キスを嫌がる」のはもう、クロに限りなく近いグレーだと思うわけなのですよ。
パートナーのことは好きだけど、さっき浮気相手とした口でキスしたくはない。。そういった心理は理解できなくもないのですが、拒否される側としてはこれ以上ないほど悲しいですよね。
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さて、いかがでしたでしょうか。
ちなみに冒頭でも触れましたが、今回挙げた10項目は「これをやっていたら絶対クロ!」というわけではなく、あくまでも「浮気してるかも?」といったグレーゾーンレベルの兆候。だからこれらのいずれかをパートナーが行ったからといって、すぐ「浮気決定!」と判断するのは時期早々だと思うんです。
例でもいくつか挙げたとおり、単なる妄想かもしれないので、ね。ご参考までに!
イラスト:テリーヌ富士子
執筆=田端あんじ(c)Pouch