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ゾゾタウンが「送料自由」をスタートしたけど「投げ銭みたいなシステム」「送料がどこに入るか書かれていない」と戸惑う声も!

2017年10月5日

通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」が「送料自由」サービスを2017年10月1日からスタートしました。これは、購入した商品の送料を買ったお客さんが決めることができるという画期的な試みです。

これまで「ゾゾタウン」は、購入した商品の代金が税込4999円以上なら送料無料で、これを下回る場合は、送料として399円(税込)が必要でした。

公式サイトでは「試験的な実施である」こと、また「予告なく変更・終了することがある」と発表されています。

【無料から3000円まで自由に設定できる】

実際に「ゾゾタウン」のショッピングカートを見てみると、「送料はお客様がお決めください」と記載があり、「100円から1500円」までの金額が選べるようになっているほか、「その他」という項目があります。

「その他」は空欄になっていて「無料から3000円まで」の金額を自由に記入することができました。なお3000円以上の金額を書き込むと「送料は0〜3000の半角数字をご入力ください」と表示され、会計画面へ進むことはできません

ちなみに送料の指定をしなかった場合は、初期設定の400円になるようです。

【ツイッターの声】

それにしても、購入した人の都合や気持ちによって送料を設定できるというのは珍しいスタイルですよねぇ。

ツイッターユーザーのみなさんはこの新サービスをどう思っているのでしょう? 集まっている声をさっそくチェックしてみることにしました。

「『送料無料+投げ銭』みたいなシステム」
「意図がわかりません!」
「0円でも大丈夫そうだったんだけど、セール品ばっかで申し訳ないので気持ちばかり納めた」
「何をどう間違っても無料にするけど」
「送料がどこに入るかが書かれてない。たとえば荷物1個500円で契約してて、送料自由で集まった金額が実送料を上回った場合は運送会社に入るのか、ZOZOTOWNに入るのか。そこが大切」

【必要な送料よりも多く集まった場合は…?】

ツイッターのコメントにもありますが、公式サイトには送料の行方についてのハッキリとした記載はありません。

けれども「ゾゾタウン」を運営する「スタートトゥディ」代表取締役社長、前澤友作さんのツイッターには、次のようなつぶやきが投下されていました。

「なお、送料自由でお客様に設定していただいた金額が、当社が宅配会社様にお支払いする実質額を上回る注文は全体の0.2%です(本日12〜19時の平均値)。上回った金額分は、今後の物流サービス拡充のための軍資金として有効利用させていただきます。ありがとうございます」

これはつまり、「スタートトゥディ」が契約している「ヤマト運輸」に支払う金額は今までと同じで、それを上回った金額は、サービスを拡大する資金として「スタートトゥディ」が受け取る、ということでしょうか? それとも双方で分けるということでしょうか……?

どちらの意味にも取れるかと思うので、続報があることを期待したいところですっ。

参照元:ZOZOTOWNTwitter @yousuck2020Twitter検索「ゾゾタウン 送料無料」日本経済新聞
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼送料自由で0円が設定された注文は全体の38%だそうです(10月2日12〜19時の平均値)

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