モロッコのサハラ砂漠で野生のスナネコの子供たちが発見されて、話題を呼んでいます。
動画サイト「Vimeo」に発見時の映像が投稿されているのですが、ぱっちりお目目に大きなお耳がとってもかわいい~♡ 兄弟仲良く身を寄せ合って、カメラに対しビックリしたような表情を見せつつも、同時に興味津々! といった様子。やんちゃな感じが伝わってきて、ニッコリほっこりしてしまいます。
【ようやくご対面~!】
動画を撮影したのは、ネコ科動物の保護団体「パンテーラ・フランス(Panthera France)」。マネージング・ディレクターを務めるグレゴリー(Grégory Breton)さんの報告によると、スナネコの子供たちを発見したのは、5度目の遠征でのこと。
砂ぼこりのなか、7時間も車で走り回っていたグレゴリーさんとスタッフ一同。諦めかけていた午前2時、暗闇の中で光る6つの光を発見。それが生後6週から8週ほどのスナネコの子供たちの瞳だということに気がついたんですって。
【母猫であろうメスの猫も発見】
グレゴリーさんたちが野生のスナネコの子供たちをカメラに収め、驚かせないよう静かに立ち去ろうとしたとき、不安げな様子のメスのスナネコがいることに気がついたのだそう。
子猫たちの母猫かもしれないメスに、グレゴリーさんたちは発信機付きの首輪をつけました。今後、長期的に追跡調査をすれば、野生の生殖周期など詳しいデータを得ることができる可能性があるそうです。
【静かで隠れるのが上手→見つけにくい】
スナネコの体毛は黄色っぽく、家猫よりも幅の広い顔と大きな耳が特徴。獲物を捕まえた形跡を残さず、自然に溶け込んで隠れるのが得意で、発声も静か。そのため、自然の生息地で見つけることは極めて困難だと言われている種類なんですって。
アフリカで野生のスナネコの子供の撮影に成功したのは今回が初だそうで、世界的にみても大変貴重な映像記録といえるのではないでしょうか。
ちなみに「パンテーラ」の研究チームは、これまでに29匹のスナネコを発見。そのうち13匹に首輪をつけたそうで、謎多き生態が解き明かされる日も、そう遠くはないかもしれませんね!
参照元:Panthera、Vimeo
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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