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「ビルの間を飛んでいるみたいな写真」の撮影現場が壮絶! モデルもカメラマンもアシスタントも高層ビルから宙吊りで撮影してます

2017年10月19日

空中にふわりと浮かんでいるかのような写真、たまに見かけますよね。けれど目にするといつも、「どうせ全部CGなんでしょ? もし実際に撮っているとしても、高いところではないんでしょ~?」なーんて思っちゃいませんか? わたしはぶっちゃけ、そう思ってます!

ですが今回紹介する写真は、まさに空を飛んでいるんですよ。

時は2017年7月。撮影場所はフィリピン・マニラにある7階建ての建物と、30階建て(!)の高層ビル。モデルたちはもちろんのこと、カメラマンと照明アシスタントも全員宙づりになって撮影に挑む姿が公開されていました。見ているだけで足がすくむわ……!!

【モデルのみなさんはスタントマンではありません】

驚きの写真の数々は、ナイキのシューズ「ナイキ エア ヴェイパーマックス」の広告として撮影されたもの。カメラマンを務めたのは、以前「人魚がペットボトルの海を泳ぐ」作品を手がけた、フォトグラファーのベンジャミン・ヴォン・ウォン(Benjamin Von Wong)さんです。

危険な撮影なのでスタントマンの方がモデルを務めているのかと思いきや、アスリートミュージシャン社会起業家といった顔ぶれだというのだから驚きを隠せません。

ウォンさんは公式サイトや自身のSNSに撮影の裏側をとらえた写真を掲載しているのですが、体中にハーネスを装着したモデルの男女たちが、本当にビルの真横に宙づりになっています。その姿のままビルの壁を走ったり、BMX風に自転車を乗りこなしたりするのだから、健闘を称えずにはいられないですよねぇ。

【宙づり状態でキーパンチしているぞ……!】

しかし驚くのはまだ早くて、ウォンさんはモデルの傍らでカメラを構え、撮影の合間、宙づりになりながらPCのキーボードを叩いているではありませんか。宙づりを中断するよりは効率的っちゃ効率的だけども……いくらなんでも高いところに慣れすぎぃ~!

さらにその横には撮影道具を持った照明アシスタントがスタンバイしておりまして、みなさん体の張り方がハンパありません。

【重力を感じさせない写真ですね】

この撮影のために何十人ものスタッフが朝の4時に起きて、足場を作り、ワイヤーなどをセットアップしていたのだそうです。たくさんの人たちの力が集まったことで無事撮影に成功した “宙づり写真” は、フォトショップでワイヤーを見えないようにして、本当に空を飛んでいるかのように仕上げるのだそうですよ。

ちなみに「ナイキ エア ヴェイパーマックス」は柔軟性に優れ、重力を感じさせないほど軽量なスニーカーだといいます。まさしくウォンさんの写真からは、全く重力を感じないわ~!

参照元:Benjamin Von Wong[1][2]FacebookInstagram@vonwong
参照リンク:Nike.com
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼スタッフがウォンさんの足をつかんで支えている写真も!






▼カメラチェックでいいリアクションを見せる地元のキッズたち

▼みなさんお疲れ様でした……!!!

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