アメリカ・フロリダ州のペット美容室「BGE Grooming」がフェイスブックに投稿していたビフォーアフター写真が衝撃的! 写っていたのは1匹の犬で、ビフォーの顔は伸びきった毛に覆われすぎていて、鼻先くらいしか確認することができません。
しかも全身泥かなにかで汚れている状態で、大変な苦労をしてきたようです。対して綺麗にグルーミングされたアフター写真では、まったくの別人ならぬ “別犬” に大変身! この犬の身に、一体何が起きていたというのでしょうか?
【親切な人の手によってペット美容室に運ばれる】
時刻は真夜中。車にはねられた犬を、通りすがりの親切な人が見つけて運んできたのだと、ペット美容室はフェイスブックでコメントしています。
【「犬からは死のにおいがした」】
海外サイト「The Dodo」の報道によれば、ペット美容室のオーナーを務めているのはカリー・ファーガ(Kari Falla)さんという女性とのこと。
インタビューに対し、「犬を見たとき、今まで体験したことのない不安に襲われた」「犬から死のにおいを感じた。ノミだらけで、歩くことも排泄することもできなくて、まるでミイラのようだった」と話しておりまして、これらの発言から状態のひどさがよく伝わってきます。
【深夜に3時間かけてトリミング】
勤務時間外にもかかわらず、ファーガさんは3時間もかけて、弱りきった犬のトリミングを行ったのだそう。作業が完全に終了したころには、時計の針は午前3時をまわっていたのだそうです。
「犬はグルーミングしてもらって嬉しそうで、感謝をしているようにも見えました。まるで助けてもらったことが分かっているようでした」とファーガさん。
グルーミングの後、おそらく人生で初となるお風呂に入れてもらったこの犬は、ラッキーと名付けられました。そして、獣医の診断後に目が見えず耳も聞こえないことなどが判明したのだそうです。
【里親さんのもとで元気に過ごしているんだって】
幸いなことに健康状態は良好だったというラッキーは、今では里親のもとで元気に暮らしているとのこと。
このぶんならきっと、そう遠くない未来に、新しい飼い主さんも見つかるはず。親切な人たちに見つけてもらえて本当によかったね。ラッキーの未来が、どうか幸せに満ち溢れていますように!
参照元:Facebook、The Dodo
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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