スプーンの先端が3つか4つに割れていて、スプーンとフォークの2つの性質を備えている「先割れスプーン」。「これ、給食で使っていたよ!」という人、この指と~まれ!
わたしは給食だけでなく、実家にもこういったタイプのスプーンがあって、ひんぱんに使っていたのを覚えています。
けれども、周囲の友人やPouch 編集部スタッフに聞き取り調査を行ったところ、使ったことがないどころか存在自体を知らない(!)という人がいたから、おったまげ~!
しかも先割れスプーンに馴染みがないのは年齢や出身地の違いかと思いきや、全く関係がないようで、見事にバラバラ。そのため、なおのこと驚きが大きかったのです。
【東京出身の20代&40代「使っていた」】
まずは、わたしの友人から調査! 東京都出身の20代女性に聞いてみたところ「パスタとか洋食のときは、先割れスプーンが出ていました。あとは基本、お箸だった」そう。
そして、同じく東京出身の40代女性に聞いてみると「フルーツのときだけ先割れスプーン。あとは普通の、先端が丸いスプーンが出ていた気がする」とのことでした。
【東京の現役小学生「使っていない」】
また、現役で給食を食べている小学2年生のお子さんがいる30代女性(東京在住)に尋ねてみたところ、「普通のスプーンやフォーク、お箸だけで、先割れスプーンは使っていない」とのこと。
「お箸教育のために先割れスプーンが減少した」というウワサも一部ではあるらしいので、そう考えればこの結果も、なるほど納得ですっ! でもちょっとだけ、寂しいような気もするな……。
【編集部は「使ったことがある」派が優勢!】
続いては Pouch 編集部を調査。出てきた回答を、ここからは一気にご覧くださいませ~!
使ったことがある派:7名
20代女性(長野県出身)「給食でお箸忘れた人が使っていた」
30代男性(北海道出身)「あった。めっちゃ使ってた!」
30代男性(北海道出身)「あった(スプーンの日、給食が洋食の時に使用)」
30代男性(大阪府出身)「あった。かなりの勢いで使っていた記憶」
30代男性(和歌山県出身)「あった。たまに使っていた」
30代男性(福岡県出身)「たまに使っていた」
40代男性(島根県出身)「あまり記憶にないけど……たぶんこれで給食食べてた」
使ったことがない派:3名
30代男性(東京都出身)「給食では使ったことがない」
30代女性(長崎県出身)「見たことがない」
40代女性(生まれは大阪 → 神奈川県)「同じく、給食では使ったことはありません」
どうですこの結果! 同じ九州でも使っている人と使っていない人がいたり、年齢問わず、見事なまでにバラバラでしょう?
ちなみに多かったのは「洋食の時は先割れスプーン、和食の時はお箸といった具合に、使い分けをしていた」という意見でした。30代のわたし(福島県出身)も、まさにそうだった記憶があります。
【できることなら、なくなってほしくないな】
現役小学生が先割れスプーンを使用していないとすれば、ひょっとすると、この先、先割れスプーンはどんどん廃れてしまう可能性があるのかも?
でもわたしとしてはあの独特な形状に愛着があるので、なくなってほしくないというのが本音です。それに、ひとつで2つの機能(スプーンとフォーク)があるなんて、なかなか画期的ですし……。願わくば、地味に長~く、存在し続けてほしいものだわ~!
執筆=田端あんじ (c)Pouch / 画像=Pouch (c)Pouch