ここは「社畜あるある」を美術品にして展示する、『社畜ミュージアム』。
ずらりと並んでいる彫刻や絵画に描かれているのは、「長時間労働」や「サービス残業」などが当たり前になっている、いわゆる “ブラック企業” でチラホラ見受けられる光景ばかりです。
終わらない仕事に絶望して、宙を仰いだまま石化してしまった『お手上げスライダー』。深夜にクライアントからの電話が鳴りやまず、絶叫する社員を模した『戦慄のミッドナイトコール』に、前任者の引き継ぎで新人がいきなり謝罪に行かされる「はじめまして、ごめんなさい」……。
は~~~~~、どれもこれも、視界に入るだけで辛くなってくる作品ばかりだってばよおおお!!!!!
【注:実際には存在しないミュージアムです】
2018年1月23日に『社畜ミュージアム』動画を公開したのは、経済産業省所管の独立行政法人「中小企業基盤整備機構(中小機構)」。実はこの作品は、中小機構の認知度向上のために制作されたPR動画なんです。
【右を見ても左を見てもツラいお】
展示されている作品はまだまだたくさんあって、新しいものが紹介されるたびに「ひいい」と小さく悲鳴を上げてしまうレベル。
暇そうな上司から「進捗どう?」と毎日詰められ、爆発寸前の社畜社員を彫刻にした『進捗モンスター』。
「昨日3時間しか寝てないわー」「オレなんて2時間だし」など睡眠時間を競い合う様子を油彩画にした『寝てない自慢大会』。
上司が深夜まで帰宅しないため、会社から脱出できない部下たちを描いた油彩画『居残り部長』。
さらには連休が終わったという現実を受け入れられないまま、玄関で絶望するサラリーマンを彫刻にした『月曜、襲来。』と、社畜のみなさんならば誰もが「わかるううう」と絶叫したくなるものばかりなんですよね。
笑いと同時に涙が止まらない傑作動画を、それではさっそくご覧あれ~。
参照元:プレスリリース、YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch