家ではおやつとして、外ではちょっとした休憩にと、幼いころから慣れ親しんできた人も多いであろう「ミスタードーナツ」。
ミスドの公式サイトには、「なつかしのメニュー」というページがあるのを皆さんはご存じ? ここでは1971年から現在にいたるまでの50年近くにわたるミスドのメニューの変遷を見ることができるんです!
初期にはどんなメニューがあった? えっ、こんなメニュー出してたこともあったんだ! 今も残るロングセラードーナツはどれ? ……ページを眺めながらいろんな驚きや発見があったりして。
【1971年、発売当初の価格にビックリ】
ミスタードーナツは、アメリカのボストンで創業された『ミスタードーナツ・オブ・アメリカ』と、日本のダスキンが契約を結んで出来たもの。1970年に事業を開始し、1971年ミスタードーナツ1号店が大阪府箕面市にオープンしました。
さっそく1971年の「なつかしのメニュー」を見てみると……。
ハニーディップやシュガーレイズド、チョコリング、エンゼルクリームといった今もある定番商品は当時から健在! けれど驚くべきはその価格。ハニーディップは発売当初は40円、ドリンクのコカ・コーラは50円で提供されていたようです。
【1983年、謎のアイス推し!?】
続いてその10年後、1983年を見てみると、このころはサイドメニューに力を入れていた時期……!? アイスキャンディーやソフトクリーム、チョコアイスやチョコシャーベットを売っていたらしいです。ドリンクにアンバサやシンビーノという名前があるのも時代を感じさせられます……懐かしい~!!
【1984年、チョコミントブームを先取り!?】
さらに見逃せないのが翌年の1984年。ドーナツに「アメリカンスパイシー ペパーミント」なるメニューが! これは清涼感のあるペパーミントフレーバーの生地をクッキータイプの生地でくるんだものだそう。
ドーナツだけでなく、ドリンクメニューにも「シェイク ミント」があり、現在のミントブームをこのころ先取りしていたといっても過言ではないかもしれません……! チョコミン党の私としてはぐっと来るものがあります。
さらにこの年は、12月に「クリスマスファンシー」なるメニューも。サンタや山小屋などクリスマスらしいアイテムがデコレーションされており、このビジュアルと「ファンシー」というネーミングが80年代っぽくてたまりません。リバイバルで再販希望……!
【ネーミングが冒険しすぎな1992年】
90年台に入り、ピックアップしたいのが1992年。この年のドーナツのメニュー名がすごいことになってます。
「バレンタインファンシー 仲よし子熊」「チェリーキッス」「おやじのげんこつ 苺」「サンタでCHU」など……どうしたミスドーーーー!! 謎すぎるネーミングセンスに首をひねってしまいますが、とにかくものすごい勢いは感じる気がする……!
【変わらないようで変わり続けるミスド】
こうして見ると、ミスドのメニューの歴史や変遷、当時の時代感などがいろいろと感じられて面白いですね。ぜひ皆さんも、ミスタードーナツ公式サイトの「なつかしのメニュー」をご覧になってみてください。
そして2018年の今は鎧塚俊彦さんと共同開発した「ショコラコレクション」を展開中。ずっと変わらないようでいて、確実に時代のトレンドや流れも汲んでいるミスタードーナツ。それが私たちに愛され続ける理由なのかもしれません。
参照元:ミスタードーナツ公式サイト「なつかしのメニュー」
Photo:ダスキン, used with permission
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch