「寝る間も惜しんで一生懸命作ったシュークリームが、食べられることなく、顔面にぶつけるための道具として使われていた。食べ物を粗末にしないでほしい」という旨を伝える漫画が、ツイッターで話題になっています。
これを知った瞬間に愕然。「そんなことが本当にあるのか!?」とガクガクしながら調べてみたところ、ここ1~2年、高校生を中心とする若い世代の間で “顔面シュークリーム” というサプライズが流行っている模様。
ツイッターには「#顔面シュークリーム」や「#顔面サプライズ」といったハッシュタグまでありました。
【流行に異を唱える人が続出】
ハッシュタグを追っていくと、そこには話題のツイートのとおり、顔中をシュークリームでべたべたにした写真がたくさんあります。
SNS映えを狙っているのか、シュークリーム以外にも、ケーキやパイ、豆腐などをぶつけている人もいて、笑顔を浮かべてみなさんとっても楽しそうなのですが……。見ているとやはり、悲しい気持ちになってしまうことは否めません。
「#顔面シュークリーム」や「#顔面サプライズ」に集まった声は、さまざま。中でも多く目についたのは、この流行に異を唱える意見でした。
「見てて言葉が出ない」
「シュークリーム作った人が気の毒で仕方ない……食べ物をこんな使い方しないでよ……他のもので代用してよ……」
「まって、本気で引いたんだけど……」
「自分達で作ってやれば?」
「ドッキリ用顔面ホイップあるだろ、それ使えよ」
「食えや」
「起源はパイ投げから来てるんだろうけどな。作る側売る側からしたらたまらないだろうな。冒涜でしかない」
【「シュークリームぶつけられたら普通に腹立つ」といった声も】
このように「食べ物を粗末にしてはいけない」「作った人や販売する人の気持ちを考えて」といった声が並ぶなか、もうひとつ多く目についたのが「こんなことされたら腹が立つ」という声。
「誕生日に友達から顔にシュークリーム投げつけられたらその場で縁を切りたいんだが、なんで皆笑ってんだろ」
「顔面シュークリームてやられたらニコニコしてお礼言わなきゃいけないの?」
「わたしやられたら多分誕生日だろうとなんだろうとブチギレる」
と、このようなつぶやきが見られたわけなのですが、正直なところ、これにはわたしも同意見!
だって……なんの知らせもなく、いきなり顔も髪も服もべたべたにされたらイヤじゃないですか……。というか、知らせがあってもイヤだし、最後のコメントにもあるとおりたぶんブチ切れるけど……。
【ケーキ屋の娘「作り手はただ悲しい」】
一方で、「お金出して買ったのだからどう楽しんでも構わない」という人もいたりと、賛否両論。議論は未だに続いています。
ちなみにわたしの友人の実家はケーキ屋さんなのですが、この流行を知って「 “食べ物を粗末にしている、遊んでいる” というふうにしか見えない。作っている側としてはただただ悲しい」と話してくれました。
いろいろと考えさせられる、「#顔面シュークリーム」および「#顔面サプライズ」。さてみなさんは、この流行をどう思うでしょうか。
参照元:Twitter、Twitter検索 : 顔面シュークリーム、Twitter #顔面シュークリーム、Twitter #顔面サプライズ
画像=RocketNews24.
執筆=田端あんじ (c)Pouch