女性の1人暮らしには常に、安全面での不安がつきまとうもの。オートロックの物件を選んだり、外に干す洗濯物の内容に気をつけたりと、自己防衛策をとっている人は少なくないと思うんです。
レオパレス21によると、東京にはおよそ140万人の女性がひとり暮らしをしており、 “ひとり暮らしの女性が世界一多い街の1つ” とも言われているそう。
こういった背景を受けて、レオパレス21は2018年3月23日に新たなセキュリティ施策を発表。女性を狙った住居侵入犯罪を軽減することを目的とした防犯施策、「Man on the Curtain」を開発しました。
【12種類の「男性の影」をカーテンに投影】
「Man on the Curtain」とは、読んでそのまま、カーテンの向こうに男性がいるかのような演出をするというアイディア。
スマートフォンとプロジェクターを使って、動く男性のシルエットを窓に投影。
「シャドーボクシングをしているもの」や「筋トレをしているもの」、「バットで素振りをしているもの」(!)など全部で12種類がラインナップされており、犯罪者にプレッシャーをかけ犯罪を抑止するという狙いがあるといいます。
なお影が投影される時間は、公開されている動画どおりであれば、1つにつき30分程度のようです。
【『ホーム・アローン』やないか】
カーテンの影を利用して外にいる人をビビらせるというこのアイディアは、映画『ホーム・アローン』に出てきた “人影作戦” を彷彿とさせます。アナログですが、カーテンに映る影はなかなかリアルですし、それなりに抑止力はありそう。おそらく、お守り代わりになることは確実でしょう。
【「バットで素振り」はどうかと思うの】
だけど……「部屋の中でバットの素振りする男性ってどうなの!?」って、つい心の中でツッコんじゃいましたよね。「ギターを弾いているもの」や「ヨガをしているもの」など、影のチョイスも絶妙で、ちょびっと笑ってしまったことはココだけの話~!
【海外でも話題になってます】
「Man on the Curtain」はテレビ局「Channel NewsAsia」のフェイスブックでも取り上げられており、海外のネットユーザーの間でも話題になっている様子。以下、色々な意見が集まっておりました。
「泥棒が忍耐強かったら、おんなじ動きをリピートしてることがバレそう」
「犯罪者がこのニュースを観てなければいいね」
「部屋の中で野球の練習しないだろ(笑)」
「シャドーボクシングより、カップルがイチャイチャしてる影のほうがリアルじゃない?」
「男の服を干して、男の靴ベランダに置いておけばいい話」
「犯罪者がこれ知ったら、逆にターゲットになるんじゃ」
「ヒミツをバラすのは賢くないことだよ」
コメントにいくつかあるとおり、影の正体を知ってしまったらむしろ、「ここは女性が1人暮らししている家ですよ」と言っているようなもの。アイディア自体は悪くないと思うのですが……種明かしはしないほうが良かったかも!?
なお、レオパレスではこの人影を投影できるプロジェクターセットのプレゼントキャンペーンをやっていたようなのですが、現在はキャンペーン終了しているようです。今後、商品化されるのか気になるところです。
参照元:プレスリリース、レオパレス21、Vimeo、Facebook
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼12種類の影のうち自然だと思ったもの / その1「服を脱ぐ男性の影」
▼その2「服を畳む男性の影」
▼その3「掃除機をかける男性」
▼さてみなさんはこのアイディア、どう思います?