1990年から長らくNHK Eテレで放送されている『おはなしのくに』。幼稚園、保育園、小学校低学年向けに文学作品や民話の語り聞かせをする10分番組です。
「おはなしのくに~……ルルル~ルルル~♪」という音楽と可愛らしい人形が出てくるオープニングで記憶に残っている皆さんも多いのでは?
ところがこの夏、この『おはなしのくに』が3日間だけめちゃくちゃホラーな仕様に! 8月13日・14日・15日の3日間限定で日本の怪談をあつかった『コワイオハナシノクニ』が放送されるんです。
Eテレの予告サイトからしてホラー映画ばりのおそろしさ! あのオープニングでおなじみの人形も呪いの人形のようにしか見えないよぉぉーーーっ!!
【第1話『耳なし芳一』】
8月13日に放送されるのは『耳なし芳一』。語り手は、初の一人芝居に挑戦したという俳優の本郷奏多さん。
耳なし芳一といえば耳以外の全身にお経を書く場面が有名ですが、それはプロジェクションマッピングが使われているそう。本郷さんの語りと融合してどんな恐怖が生まれるのか興味津々です。
【第2話『耳なし芳一』】
8月14日はモデル・女優として活躍する山本美月さんの語りによる『皿やしき』。「一枚~、二枚~……」というあの番町皿屋敷です。
見目麗しく、はかなげな女性でないと引き立たないであろう「お菊さん」。その点、山本美月さんならピッタリでは!? 恐ろしさの奥にある悲しさや美しさを感じられそうです。
【第3話『おいてけぼり』】
8月15日の『おいてけぼり』では個性派俳優として人気の矢本悠馬さんが語り手に。
のっぺらぼうが出てきてヒヤ~ッとするんですが、どこかちょっとコミカルでもあるこのお話。矢本さんの演技力によってぐいぐいとその世界に引っ張り込まれそうです。
【まずは公式サイトを!】
3人の若手俳優による語りにも注目が集まる『コワイオハナシノクニ』。まずはEテレのサイトをご覧あれ。もうこれだけでも大人もビビる恐ろしさだから……!!
子どもからしたらトラウマになること確実かも。でもこの幼少期の「怖い話トラウマ体験」って実は貴重だったりするんですよね。放送はNHK Eテレで8月13日~15日の朝10時から。日本の古典怪談の世界を大人も子どももぞんぶんに味わって!
参照元:コワイオハナシノクニ
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch