出産しても仕事復帰する女性が多い現代。共働きということは家事や育児についても夫婦で分担することが当たり前になるかと思いますが、では実際には皆さん、どのぐらいの割合で分担しているんでしょうか?
それがうかがえる調査結果があったので、ご紹介します。株式会社ベネッセコーポレーション発酵の主婦向け生活情報誌『サンキュ!』とP&Gが共同でおこなった、共働き家庭がかかえる課題についての調査。
この結果を見てみると、なかなか切実というか、日々時間に追われるなかで仕事に育児にと奮闘している母親たちの姿が浮かび上がってくるんです。
【共働きでも女性が家事をおこなう家庭が多い!?】
今回の調査は、0~10歳までの子どものいる20~40代のママ267名にインターネットを通じておこなったもの。
驚いたのは「家事分担についてあなたと夫(パートナー)のおおよその割合を教えてください」という質問。「妻9:夫1」と答えた人が全体の25.1%でいちばん多かったのです! 続いて「妻8:夫2」(22.4%)で、「妻10:夫0」という回答も全体の11%を占めています。
つまりは、共働きでも女性側がほとんどの家事をおこなっている家庭が半数以上という状況。これには結婚の理想と現実を知ってショックを受けた人も多いかもしれません。
【一概には言えない面もあるけれど】
ただし、これは妻側である女性だけに尋ねた質問ですので、ウソはついていないまでも、主観的な見方になってしまってる可能性もあります。同じように男性側に尋ねたら、またちがった結果が出るかもしれません(それはそれで男女差が見られておもしろいけど)。
また、妻より夫のほうが会社に拘束されている時間がずっと長いという場合もあるかと思うので、一概に「半々にすべき!」と言えないこともあります。
【世のママたちの現状が浮かび上がる……】
とはいえ、世の中の結婚して子どもがいる女性が日々、仕事と家事に追われていることが想像できる今回の調査結果。仕事と家事を効率化して、少しでも時間を作りたいと思っている女性も多いことでしょう。
「日々、仕事と家庭の効率化を行ってできた時間を何に使いたいですか?」という質問には、「自由な(追われない)時間」が1位に。続いて、2位「子どもとの時間」、3位「心をリセットする時間」となっています。
この結果を裏返してみれば、現状では「自由な時間がとれない」「心をリセットする時間がない」「子どもとふれあう時間が持てない」ということになるわけで、このあたりもリアルな本音が詰まっていますよね。
【キャパオーバーにならないために】
こうして見てみると、女性の負担が大きすぎて暗たんとした気持ちになってしまう? けれど、私の周りの共働き夫婦を見てみると、仕事も家事も育児もたがいに助け合ってタフに生き抜いている人たちが多い! たいへんなことも多いけれど、濃密な人生を送れているという考え方もできるのではないでしょうか。
だからといって、仕事をしながら家事や育児を抱え込むのはつらいもの。夫婦間で納得しあえていればよいですが、もしキャパオーバーならふたりで話し合って対策を考えましょう!
自由な時間を作るために家事の効率化をはかりたいなら、食器洗浄乾燥機や乾燥機付き洗濯機、ロボット掃除機など時短になる家電は迷わず取り入れるのもオススメ。また、家事は多少手抜きでも気にしないようにするのも精神衛生上よいかもしれません。
今回の調査結果にはほかにも「両立生活の中で、悩んでいる・困っていることについて教えてください」などさまざまなデータが集まっていますので、興味がある方はぜひ参照元からチェックしてみてくださいね。
参照元:プレスリリース
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch
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