日々、命の危機と隣り合わせのなか火災現場に向かう消防隊員。どの消火活動、救助作業もたいへんかとは思いますが、ベテラン消防隊員ですら「これどうやって消火すんの……」と呆然としてしまいそうな火災現場の動画を今回はご紹介します。
8月7日未明、イギリスのレスターシャ―州にあるプラスチックパレット工場で起きた火災。ここで、消防隊員が珍しい現象が起こっているのをカメラでとらえていました。
竜巻状となって、一直線に天へと伸びていく真っ赤な炎。これ、「火災旋風」あるいは「ファイヤーネード」などと呼ばれる現象だそう。
【パニック映画? いえいえ、現実に起きたこと!】
あたり一面を覆う黒い煙、ものすごいパワーで竜巻を起こしながら燃え上がる炎……。正直、動画を観ても「パニック映画の一場面かな?」なんて気にすらなっちゃいそうですが、これはCG映像などではなく現実に起きたこと。
このムービーにつけられたコメントによれば、熱くなった空気のいちばん上のところに冷たい空気が流れ込むことで空気の渦ができる、つまり竜巻と同じような原理で発生する現象なのだそう。
動画には消火活動の様子も映されていますが、水をものすごい勢いでかけても炎の勢いはちっともおさまらず……。火を止めるまでにいったいどのぐらいの時間がかかったのか気になりますね。
プラスチック工場からの出火ということで、原因は人的なものだったかもしれませんが、火という自然が持つパワーには脅威を感じるほかありません。神々の怒りにふれたかのような恐ろしいほどの火災旋風の動画、観たい方は参照元からどうぞ。
参照元:Facebook [1] [2]
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch
▼こちらは消火活動の様子。水を放出していますが消し去れるほどの威力はナシ