Pouch[ポーチ]

超有名な「中銀カプセルタワービル」にマンスリータイプが登場したよ! インテリアは無印良品です

2018年10月18日

世界初のカプセル型集合住宅として1972年に誕生した、東京・銀座にある「中銀カプセルタワービル」

設計したのは東京・港区にある国立新美術館などを手がけた有名建築家の黒川紀章さんで、四角い箱を積み重ねたような独特なビジュアルはあまりにも有名です。

この歴史的建築物を後世に引き継いでいくため活動する「中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト」が、2018年10月22日より、1カ月からお部屋を賃貸できる「マンスリーカプセル」というサービスを開始。

なんと敷金・礼金なし、電気・水道料込みで12万円というお値段で、「中銀カプセルタワービル」の一室に実際に住むことができるというのです~!

【民泊で大人気だったらしい】

「中銀カプセルタワービル」は、世界で類を見ない建築物ということで、国内外問わず注目を集めています。2015年9月までは民泊(airbnb)として使用されたカプセルも複数あったらしく、実際に多くの外国人観光客が訪れていたといいます。

その当時はairbnbが発表する「世界の人気宿泊先TOP40」にアジアで唯一ランキングされるほどで、常に満室の状況が続いていたんですって。

管理組合で民泊が禁止されて以降も、宿泊を希望する問い合わせは後を絶たないのだそう。そういった中でスタートする「マンスリーカプセル」ですので、あっという間にお部屋が埋まってしまってもおかしくないのではないでしょうか。

【インテリアを担当したのは「無印良品」】

しかもお部屋のインテリアを手がけているのは、あの無印良品! 

デスク、椅子、シングルベッド、エアコンなど必要なものはすべてそろっているようなので、資金さえあれば身ひとつで入居できちゃうというわけなんです。

【メールで応募できますよ】

完成から46年、つまりは約半世紀が経過しているということで、現在のホテルと比べると、建物自体は決して快適とはいえないでしょう。

しかしながら、「歴史的建築物に住む」な~んて体験ができる機会は、一生のうちにそうそうないはず。申し込みはメールで行うことができ、応募多数の場合は抽選となるそうなので、思い切って挑戦してみるといいかもしれません。

【注意事項もしっかり読んでね!】

ちなみにホームページには

・ユニットバス内のシャワーは使用不可&共有部に設置されたシャワーブースのみ使用可
・今のところインターネット環境はなし(準備中)
・住居または事務所使用のみ&転貸・募集行為(撮影会、見学会などの開催)は禁止

といった断り書きがありますので、トラブルがないよう、事前に確認しておくことが必要です。

建築物に興味がある人や建築を学んでいるという人はもちろん、無印の家具に囲まれて暮らしてみたいというみなさんも、この貴重な機会をどうぞお見逃しのないように~!

参照元:プレスリリース中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト
執筆=田端あんじ (c)Pouch
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

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