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「そっくり館キサラ」にひとりでモノマネショーを観に行ったら楽しすぎて竜宮城かと思った / 1秒たりとも無駄にしないエンタメ精神に感動

2018年12月1日

早いものでもう12月、もうすぐ2018年が終わりますね。さて、12月といえば忘年会です。

この時期、会社の忘年会の一発芸や司会に頭を悩ませるサラリーマンも多いのではないでしょうか。宴会芸といえば、今年流行った芸人のモノマネが定番。ブレイクした芸人がひょっこりはんぐらいしか思いつかない2018年。3組続けてひょっこりはん……なんてことにならないよう気をつけたいものです。

毎月1のつく日(1日、11日、21日だけ)は「ステキなぼっちの日」です。Pouchでライターが体を張ってぼっちの限界に挑み、ぼっちの可能性を広げるべく、様々な場所に出かけています。

宴会芸でスベることなく盛り上げるためには、プロの技術を盗むのが一番! というわけで今回はひとりでものまねショーを観に行ってきました。

【モノマネの殿堂・そっくり館キサラへ】

今回訪れたのは、東京・新宿にある老舗のものまねショーレストラン「そっくり館キサラ」です。

コージー冨田にみかん、キンタロー。など、ここから売れっ子になったものまね芸人多数。最近はオードリーが下積み時代に働いていたことでも有名です。

ショーは1部と2部に分かれていて、1部はビュッフェ&飲み放題つきで5500円、2部は飲み放題つきで4000円(第1部、第2部ともに前方の席を予約するとプラス1000円)。

今回は1部のショーに行ったのですが、開場20分前に到着するとすでに行列ができていました。

【料理とお酒のおもてなし力がハンパない】

店に入ると行列の理由に納得。ビュッフェがむちゃくちゃ美味しそうで、充実しているではありませんか……。

正直、モノマネショーがメインだし、料理は居酒屋の宴会メニューみたいな感じかな……と思っていたのでビックリ。みんなお皿に料理を山盛りにして席に戻ります。

さらに、席には、ウイスキー、梅酒、焼酎、チェイサー(水)、氷、グラスが完備されてて飲み放題。すごい……。

【スタッフの客いじりで生まれる一体感】

美味しい料理と酒飲み放題だけでもすでにテンション上がってるのに、ショーが始まるまでの間、スタッフがお客さんをいじってガンガン盛り上げていく姿に衝撃。

まず、お客さんを席に案内するところから「今日は石原軍団がお忍びで来られてます!」マダムたちには「AKB48のみなさんがおそろいです!」と、似ている(?)芸能人の名前を出してお客さんを楽しませます。これを100人ほどいるお客さんほぼ全員にやるのです……。

遠方から来た方には、地元イジリ。鳥取から来たというお客さんに「はあ〜、鳥取! 砂場はあるけどスタバはない……最近できたんでしたっけ」などと、とっさの切り返しがすごいです。

こ、これがものまねショーか……! ショーが始まる前から、一番前から後ろの席まで、一度もいじられてないお客さんはいないんじゃないかってレベルです。

さらにステージに立って記念写真を撮れるコーナーがあったので、ぼっちだけど勇気を出して私もチャレンジ。

私の前の年配の男性集団が「はい、EXILEのみなさんです〜!」と紹介され「Choo Choo TRAIN」を踊らされていたので、ドキドキしていたら……「はい、今日は千年に1度のアイドル、橋本環奈ちゃんが来てますよ〜!」と紹介されました。

酒も入っていたので調子に乗ってポーズを取っていると「もちろんお世辞でございますからね〜!」といい感じにオチをつけてくれました。この落とし方も絶妙で、嫌な感じがしない……。

【1秒たりとも無駄にしない圧巻のモノマネショー】

と、会場が温まり一体感が生まれたところで、1時間のモノマネショータイムがスタート。各芸人の持ち時間は5分から10分ほどと短いのですが……これがエンタメ精神に溢れまくっている!

トップバッターはアムロちゃんのモノマネのアムラさん。まだデビューしたてらしく、初々しい!

二番手のむらせさんは怒涛のモノマネ連発。TOKIO松岡昌宏の姿で登場したのですが、福山雅治やGReeeeNの歌マネをしながら林先生、ロバートの馬場ちゃん、なぜかミハエル・シューマッハと振り返るたびに別の人物に変わるのです。TOKIO松岡とシューマッハ、馬場ちゃん、顔違うのに全部似てて不思議すぎる。

さらに「ゴルゴ13」のデューク東郷のモノマネ、ジョーク東郷さん。

「ゴルゴ13を知らない人には地獄の時間の始まりですよ〜!」とつかみをキメたあと、マルモリ体操やAKB48の「会いたかった」に合わせて人を撃ちまくる、ステージをおりてお客さんを撃ちまくる……と、もうやりたい放題。

トリのセニョール玉置さんは、玉置浩二のモノマネで登場。

マチャアキや長渕のモノマネをしながら「この角度が一番似てます!」とシャッターチャンスをアピールし、撮りやすいようポーズを決めてくれる親切さ。爆笑したのがひとりコブクロ。サングラスを瞬時に付けたり外したりしながら、声真似を変えつつ一人二役する姿はまさに名人芸です。

みんなモノマネするだけじゃなくて、必ず笑わせる “ひとひねり” を入れてくるところや、必ずステージに降りて、お客さんと握手したり、カメラを向けるとキメポーズしてくれたりとファンサービスが素晴らしい。どっぷりこの世界観が好きになってしました。

【ひとりで行っても楽しめる】

とにかくスタッフや芸人さんに身を委ねれば、ぼっちで行っても絶対に楽しめます。いじられても絶対スベらないようにフォローしてくれますし。なんていうか昔やってた歌番組「夜もヒッパレ」に出ているような気分を味わえました。料理も美味しいし、お酒も飲み放題だし、これで5500円ならむしろ安いくらいでは……。

店を出るときにまわりのお客さんがみんな「楽しかったね〜」と興奮気味おしゃべりしてたのも印象的でした。

みんなで行って楽しむもよし。忘年会の一発芸や、結婚式の二次会の司会を任された人が下調べに行くもよしですよ〜! ものまねショー、一度は行ってみるべし。

エンタメ度 ★★★★★★★★★★★★★★
ぼっち度  ★★★
いじられ度 ★★★★★★★★★★

取材協力:そっくり館キサラ
撮影・執筆=御花畑マリコ (c)Pouch

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