ある日、買ってきたばかりの森永「純ココア」でココアを作ってほっと一息しようと思ったら、箱の中にはココアを使ったレシピブックが入っていました。
私が手にしたのはおいしそうなレシピが満載のレシピブック第3弾。これを監修したのは、テレビや雑誌で人気のスイーツ店「 パティシエ エス コヤマ」の小山進さんというではありませんか。
来年のバレンタインまでとっておこうとレシピブックをそっと閉じようとした時、衝撃的な文字が目に飛び込んできたのです。
ココアとカレーとおっとっと!ココアが驚きの隠し味 ココア風味の唐揚げ
って、え……!! なにそれ怖い! でも、こんなの入ってたら作ってみないわけいかないじゃあないの。ってことで今回はこの衝撃的すぎるココア唐揚げに挑戦してみました。
【途中途中に唐揚げらしからぬ食材】
「ココア風味の唐揚げ」だなんてもうドギマギしちゃって変な汗が出てきちゃう感じですが、途中で普段なら唐揚げ作りに絶対使わないような食材が乱入してくることを除けば、ごくごく一般的な唐揚げの作り方と同じです。
まず、ひとくち大に切った鳥もも肉をフォークでぶすぶす穴をあけてから塩胡椒します。
カレー粉と純ココアをまぶします。
ちなみにココアはミルクココアやインスタントココアではなく、砂糖の入っていないココアパウダーのことです。
【カレー粉とココアとにんにくと醤油と】
さらに醤油やお酒やオレンジジュースなどで作った液に1時間漬け込みます。
レシピ通り作ってみたら、インパクトのある見た目にちょっとびっくり。カレー粉とココアの香りがキッチン一帯に充満し、飼い猫たちが逃げていきました。
カレー粉とココアのマリアージュまでは余裕だったのですが、そこにつけ液に使用したすりおりしにんにくと醤油が混じってくるとなかなかすごい匂いになりました。鼻がいい人にはちょっとした苦行になりかねないので注意です。
【おっとっと投入します】
1時間後、いい感じに味が染み込んだであろうもも肉に今度はくだいておいた「ベジタブルおっとっとコンソメ味」と片栗粉をまぶします。
レシピによればおっとっとは焦げやすいので注意。今回は二度揚げで揚げてみました。
【完成した見た目】
完成したココア風味の唐揚げは、一般的な唐揚げと比べてやはり茶色味が強め。ところどころ黒い部分は焦げているわけではなくココアの色が出ているようです。
見た目が邪悪そうな唐揚げが完成したよ。
【はたしてお味は?】
食べてみると、味はココア味ではなくカレー風味の唐揚げでした。ココアが集中している部分はちょっぴり苦いような気がしますが、ココアは味つけよりもコクや深みを出す役割をしています。
う〜ん、でも別にわざわざココアを入れなくてもいいのでは? というのが正直な感想です。
【おっとっとが予想外にいい感じ】
逆に予想外だったのが、ベジタブルおっとっとがいい仕事をしている点です。
ザクザクにくだいたおっとっとを衣に混ぜると、サクサクしたクリスプ感のある食感になります。フードプロセッサーでくだいてもいいけど手で大きめにくだいても食感が楽しくておすすめです。こんなサクサク感がお菓子で出せるなんて感動しました。
ただし油を吸いやすいので、唐揚げが揚がったあとはしっかり油は切ったほうがよさそう。
薄味なので、食べる時は塩を振って塩唐揚げ風に食べたらおいしかったです。これは好みが分かれそうですが、レモンよりもマヨネーズが合いました。
【レシピは箱入り純ココアに入っている】
実はこの森永純ココアのレシピブック、第1弾と第2弾はネットで見ることができると箱に書いてあったんですが、残念ながら現在は見ることができなくなっています。
もしかして伝説のレシピとして封印されようとしているのかな?
ということで、森永純ココアを使用した「ココア風味唐揚げ」を作ってみたい方は箱入りの森永純ココアをゲットしてみてください。レシピブック第3弾にのっています。
参照元:森永純ココア レシピブック
撮影・執筆=黒猫葵 (c)Pouch
▼森永の純ココアを使ったものでは「ココア入りオムレツ」なるものも