これまでずっと、世の中の人々の多くが「できれば叱られたくない」と思っているものだと認識しておりましたが、どうやら「叱られたい」と思っている人も一定数存在する模様。
その “証拠” と言っていいかはわかりませんが、不正解すると5歳の女の子に叱られてしまうNHKの雑学クイズ『チコちゃんに叱られる!』は、お茶の間の人気番組になりましたよね。
そういえば、長らく “夜の蝶” として働く友人も「わたしに叱られたいって言ってくるお客さん、少なくないのよね」とこぼしていたっけ……。
ひょっとしたら自分が考えている以上に、「誰かに叱られたい!」という願望を抱いている人は多いのかもしれません。
【叱られたい子は寄っといで~!】
そんな人々の心の奥深くに渦巻く “叱られたい欲” をまるっと満たしてくれそうなのが、東京・池袋のナンジャタウンにて2018年12月31日から2019年3月17日まで開催される、期間限定イベント「ナンジャ叱られフェス2019」。
「叱られは愛だ」をテーマにしたこの前代未聞のフェスで体験できるのは、普段はなかなか体験できない4種類の「叱られアトラクション」です。
設定されたストーリーに応じた “叱り役” が登場し、利用者に対してピシャリと叱りつつも思いやりのある言葉をかけてくれるのだそうで、お手軽に “飴とムチ” を体験できるのです~!
【おもらしを体験できる、だと…!?!?!?】
気になるのは「叱られアトラクション」の内容ですが……ひときわ目立っていたのは、失禁体験アトラクション「失禁・ザ・リアル」(600円)の存在。
同アトラクションで使用されるのは、おもらしする感覚を疑似体験できる「失禁体験装置」。利用者はこちらを装着し、ドクターに叱られながらおもらし体験ができるという仕組みのよう。
えーっと、これは一体……?
【このシチュエーション、大丈夫ですか?】
用意されたストーリーのシチュエーションは、病院。
利用者は患者として訪れた診察室で、ドクターから「治療中はおしっこがしたくなるけれど、我慢するように」と告げられます。
しかし尿意はどんどん強くなっていき、ついに我慢しきれなくなって……といった筋書きだそう。
なんていうか、その、そこはかとなく変態ちっくな香りを感じてしまうのはわたしだけなのでしょうか。
なお、「失禁・ザ・リアル」を利用する際、スカートやワンピースはNG。パンツスタイルが服装として指定されているので、体験してみたいというみなさんは、スカートを穿いていかないようお気をつけください~。
【ほかにはどんな「叱られ体験」ができるの?】
そのほかのアトラクションのラインナップは、お皿をタイルに思いっきり投げつけ叩き割ることができる、皿割りアトラクション「信長コレクション」(800円)。
さらには、黒板消しを扉に仕掛けたあなたが廊下に立たされてしまう教室アトラクション「生徒VS熱血教師」(800円)、ゲーセンアトラクション「絶対揺らすな!スウィートランド」(価格未定)の3種類となっており、たしかにどれも、普段はなかなか体験できないものばかりです。
【叱られ企画はまだまだあります】
アトラクション以外のもうひとつの目玉として企画されているのが、「叱られショー&グリーティング」。
お客さんが投函したいたずらの内容を、奉行に扮したDJがお白洲風に紹介する「お裁き!福袋奉行SHOW」や、鬼が園内を回遊してお客さんを叱って回る「叱られグリーティング」など、こちらもとっても面白そう!
叱られたい欲を抱えている皆さん、ぜひともナンジャタウンで思う存分叱られまくってきてくださいっ!
参照元:プレスリリース、ナンジャ叱られフェス2019
画像=©2018 BANDAI NAMCO Amusement Inc.
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼「叱られグリーティング」の鬼さんです。
▼マヨネーズに直接口をつけてちゅるちゅるできる「叱られフード」もあるよ(中身はプリンとマンゴーデザートです)