サーカスといえば、アクロバティックな曲芸のほかに、さまざまな動物のショーを思い浮かべるもの。しかし最近では、動物愛護の観点から「動物のいないショー」を目指す流れが世界で生まれつつあります。
その流れを汲んで、1976年に設立されたドイツのサーカス団「ロンカリ(Roncalli)」が取り入れているのは、動物たちを3Dホログラムで表現したショー。
巨大な馬やゾウ、さらには金魚まで!? さまざまな生き物がステージを占拠する姿は圧巻なんです。
【巨大な生き物たちがステージに登場】
神秘的なサーカス体験を可能にしているのは、プロジェクターメーカー「Optoma(オプトマ)」の高性能プロジェクター。
投影された3Dホログラムは、円形のサーカステント内、360度方向にいる観客すべてが楽しめるよう構成されています。
ステージいっぱいに動物たちが現れる光景は、かなり壮大!
【非現実的な光景も思いのまま】
3Dホログラムの強みは、非現実的な光景を再現できる点。つまりは恐竜やユニコーンなど、実在しない動物を投影できるというわけで、夢は広がるばかり……!
YouTubeに公開されている動画では、ステージ上を優雅に泳ぐ大きな金魚の姿を見ることができるのですが、なんとこの金魚が一瞬でゾウに変身するんです。このファンタジー感、たまりません。
【これからどんどん増えるかも】
この手法なら、動物たちに無理を強いることなく、幻想的な光景で観客のことも十分に楽しませられるでしょう。
YouTube動画の再生回数はわずか1週間で約48万回に達し、公開から20日経った現在では約55万回再生に到達。人々の関心や支持を得ている証拠といえそうです。
今後どんどん、こうした3Dホログラムによる演出を取り入れたショーが増えていくかもしれませんね!
参照元:Circus Roncalli、YouTube、Instagram @circustheaterroncalli
執筆:田端あんじ (c)Pouch