本日2019年9月11日は「公衆電話の日」。1900年のこの日、日本初の自動公衆電話が、東京・新橋と上野駅前に設置されたことに由来するものです。
最近めっきり見かけなくなった公衆電話ですが、実はこれ、災害が発生したときは大活躍してくれるとっても大事な存在なんです!
総務省のWebサイトによると、通信規制や停電があっても、公衆電話からなら電話をかけられるとのこと。
【公衆電話は災害時に強い!】
公衆電話は、「災害時優先電話」として、災害が発生したときに通信規制の対象外として優先的に取り扱われます。
またNTT東日本およびNTT西日本の通信ビルから電話回線を通じて電力供給を受けているため、その地域が停電していても電話をかけられるんです。
【場合によっては「無料」になるよ】
さらに驚くのは、災害の規模や状況によっては、無料で電話がかけられる点!
災害救助法が適用される規模の災害が発生し、なおかつ被災者の通話を確保する必要があるとNTTが判断した場合は、公衆電話からの通話が無料になるんです。
なお警察(110)や消防・救急(119)、海上保安(118)といった緊急通報ならば、いつでも無料で通話できますよ~!
【いざというときのため設置場所を覚えておこう】
東日本大震災が発生したとき、通信規制によって電話回線は乱れ、公衆電話の前に長蛇の列ができました。あの光景が目に焼き付いているという人は、きっと私だけではないはずです。
自然災害が多い日本にとって、公衆電話は必要不可欠なもの。「どこにでもある」ものではなくなった今、いざというときのために、身近な設置場所を覚えておくといいかもしれません。
【注:電話のタイプによって緊急時の使用法が異なります】
ちなみに……公衆電話にはアナログ公衆電話とディジタル公衆電話の2種類があるのですが、通常時の使用方法に関して双方に違いはありません。
ただし、停電時や無料化された場合の使用方法はやや異なるので、詳しくは参照サイトをご覧になってみてくださいね。
参照元:総務省、今日は何の日~毎日が記念日~
執筆:田端あんじ (c)Pouch