安達祐実さんが、夫でカメラマンの桑島智輝さんと結婚したのは、2014年のこと。ふたりが知り合ったきっかけは、撮影に約2年半の歳月を費やした安達さんの写真集『私生活』(集英社)でした。
その後、現在に至るまで、安達さんを被写体として撮り続けてきた桑島さん。
結婚記念日である2015年11月13日から、ふたりにとって初めての子どもの誕生を挟んだ約3年間をまとめた写真集『我我(がが)』(青玄社)が、2019年9月14日に発売されます。
【ふたりの日常を覗き見してるみたい】
『我我』の表紙はもちろん安達さん。パーカー×ゆったりパンツとラフな格好で、メイクもほとんどしていない様子ですが、アンニュイな表情が驚くほど美しくて目を奪われます。
写真集に掲載されているのはフィルムカメラで撮影された137枚の写真で、そのなかには、お腹がぽっこりと膨らんだ妊娠中の写真も!
ご飯を食べたり、うたた寝したり。また別の日は、テレビを観たり、洗濯物を畳んだり。切り取られているのはそんな何気ない風景ばかりで、まるでふたりの私生活を垣間見ているようです。
【添えられたコメントもいいんですよ】
部屋が少々雑然としているところなど、そこかしこに見られる “生活感” にもドキドキ。同時に不思議な切なさもこみあげてきて、胸がキュウッと締め付けられます。
写真にはそれぞれ、桑島さんと安達さん直筆のコメントが添えられているのですが、
「行かないで、って時々言う」
「おだやかな日々はたいくつかもしれないけど 後から思うとかけがえなく幸福」
「(洗濯物を)干すのは自分で たたむのは妻の仕事」
といった具合に、読んでいるだけで生活の息遣いが伝わってくるよう。いっぽう安達さんによる
「写真を撮っている時の彼を美しいと思う。純粋で汚れがなくて、冷たくて張りつめている。私はそこに浮かぶ、小さな舟みたいなものです」
というコメントからは、夫に対する尊敬と深い愛情を感じます。
『我我』の価格は税抜き2500円。9月14日には、東京・青山ブックセンター本店にて桑島さんと安達さん、写真家の平間至さんが出演する刊行記念イベントも行われるので、あわせてチェックしてみてくださいね。なお、書籍の全国流通は9月20日頃を予定しているそうです。
参照元:プレスリリース、青山ブックセンター
執筆:田端あんじ (c)Pouch
▼出会ってから約8年のあいだに撮影した写真の数は、なんと3万5000枚!