2019年9月14日、宝島社から60代女性をターゲットにした月刊ファッション誌『素敵なあの人』が発売されました。
過去に発売されたシリーズ全4冊が好評だったことから、このたびめでたく月刊化。ファッション情報に特化した60代向けの雑誌はこれが初ということで、一体どんな内容になっているのか興味津々~!
宝島社から創刊号が送られてきたので、さっそくチェック。「60代向けファッション誌を、30代の私が読んでみて気づいたこと」をテーマに、4つの点をあげてみましたよっ。
その1:内容は「ファッション誌×暮しの手帖」みたいな感じ
ページをめくってまず驚いたのは、中身が30代の私が読むようなファッション誌とほとんど変わらない点! 洋服・メイク・美容に多くのページを割いていて、読者によるファッションコーディネートのコーナーまであります。
ファッションも非常にハイセンスで、60代でなくともマネしたくなるコーデが多々。ハイブランドからプチプラまで網羅した「60代が押さえておくべきブランド」も紹介されているので、とっても参考になるんです。
ただし、シンプル&ナチュラルな着こなしが多いので(『リンネル』とか『大人のおしゃれ手帖』っぽい)、違う系統のファッションが好きな人には刺さらないかも!?
また、目を引いたのはヘアバンドのDIYぺージ。DIYの紹介というのはファッション誌では珍しいので、『暮しの手帖』のような要素をほんのり感じたのでした。
その2:モデルさんがマジで「素敵なあの人」
雑誌の名前どおり、出てくるモデルさんたちが本当に素敵。
表紙を務めた結城アンナさんをはじめ、ベリーショートがコケティッシュな我妻マリさんに、大きな瞳が印象的な円谷由佳さんなど、「年齢を重ねたらこんなふうになりたい!」と思うようなモデルさんが勢ぞろいしています。
こんなに素敵な女性がいるのだとわかっただけで、年を重ねることにも希望が持てる~! そして私が60代になるころには、こうした雑誌がもっと増えていてほしいです!
その3:読者層を意識した「悩み」もしっかり網羅
60代向けということで、「薄毛・白髪・ツヤ不足などの髪の悩み」「大人世代にこそたんぱく質が必要」「閉経後の体を守るセルフケア」といった、体の変化や健康に関する情報も掲載されています。
どれも30代の私が読んでも参考になったので、未来に向けた “事前準備” として一読する価値ありです。
その4:「がんばらない」というテーマが一貫してある
たとえばファッションでは、我慢せず心地よさを追求しているし、メイクもツボはしっかり押さえているもののシンプル。
ライフスタイルも「家電に頼って家事から卒業しよう!」と呼びかけていたりと、終始「がんばらない」というテーマが透けて見えました。
肩の力を抜いた先に、 “素敵なあの人” への道が続いているのかもしれませんね!?
◆難点は値段が高めなことかも…
『素敵なあの人』は、年齢にとらわれず自由にオシャレを楽しみたい人には打ってつけの雑誌。ファッション以外の要素も盛りだくさんなので、読み応えもあります。
お値段は税込み1200円。母親・祖母世代へのプレゼントにもいいかも?
※本文中の税込価格は2019年9月30日までのものです。
参照元:素敵なあの人 / 宝島社
撮影・執筆:田端あんじ (c)Pouch