子どもの名前というのは、時代によって流行りがあるもの。アラフォーに突入した私の世代なら女の子は「子」がつく名前が主流でございました。
明治安田生命が発表した「名前ランキング2019」によると、令和に突入した今もっとも多かった名前は、男の子が「蓮(れん)」で女の子が「凛(りん)」。
どちらも漢字一文字、加えて「ん」で終わる名前なのが、印象的ですよねぇ!
【「蓮」くんは2年連続1位】
男の子のランキングは次の通り。
1位 蓮
2位 陽翔、新
4位 湊、蒼、律
7位 樹
8位 大翔、悠真
10位 朝陽
1位の「蓮」くんは、2年連続6回目の首位を獲得。植物の「蓮(はす)」が泥の中で力強く根を張ることから、大地に根ざす力強いイメージがあります。
仏教の象徴的な花ということで日本的でもありますし、新しい時代の幕開けにピッタリな名前かもしれません。なお、男の子の名前2位は、同率で「陽翔」くんと「新」くん。読み方の1位は「はると」くんでした。
【「凛」ちゃんも根強い人気】
いっぽう、女の子のランキングは次の通り。
1位 凛
2位 陽葵
3位 結愛、杏
5位 紬
6位 莉子
7位 結月
8位 芽依、美月、心春
女の子の名前1位の「凛」ちゃんは、昨年の5位から順位をあげて、5年ぶり2回目のトップを獲得。響きがかわいいだけでなく、「凛とした」や「凛々(りり)しい」といった言葉から力強さもイメージできます。
「蓮」くん同様、新しい時代を力強く切り拓いていけそうな名前ですね。
なお女の子の名前2位は、昨年の13位から一気に順位をあげた「陽葵」ちゃん。読み方の1位は「めい」ちゃんでした。
【男の子は「漢字1文字」が人気みたい】
ランキングをみると、男の子では、「湊」や「蒼」など漢字一文字の名前が。女の子では、「紬」や「莉子」など、「和」を連想させる名前が人気だとわかります。
さてあなたの周囲では、どんな名前が流行っているでしょうか。
【平成元年と令和元年では全く流行りが異なる!】
明治安田生命では、毎年生命保険加入者や契約情報を対象に「生まれ年別の名前調査」を行なっていて、今年で31回目。
さかのぼってみると、平成元年の人気の名前トップ10が、令和元年では男女ともに全てトップ10圏外となるなど、時代とともに大きく変化していることがわかります。
あともう10年もしたら、ランキングの中身も大きく変わってくるのでしょうねぇ……名前ってほんと、時代を映す鏡~!
参照元:明治安田生命
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:(c)Pouch