アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活動するクリス・トレド(Chris Toledo)さんは、1:12 のスケールでドールハウスを作り出すプロのミニチュアアーティスト。
ホームページやインスタグラムで作品を鑑賞できるのですが、一見しただけではミニチュアとは思えないっ! どこもかしこもリアルで、実際に人間が生活しているかのようなんです。
【レトロクラシックな内装がオシャレ~】
20世紀初頭の建築を愛するトレドさん。そのためドールハウスの内装もクラシック!
インテリアやキッチン、水回りのフォルムなど、そこに住んでいる人の姿が浮かび上がってくるような精巧さで思わず息を呑んでしまいます。
【外観もとってもリアル!】
内装だけでなく外観も凝りに凝っていて、屋根・ドア・窓・バルコニーと、いたるところが本物の家そのものの作り込み!
美しいだけでなく、大きく広々としていて、「こんなところに住んでみた~い!」と思う人が続出するのではないでしょうか……!
【写り込む手や雑貨で大きさを実感】
「1:12スケール」という響きにピンとこなくても、ドールハウス写真に写り込むトレドさんの手や歯ブラシなどで、なんとなく実物の大きさがわかります。
でもやっぱり、「これがミニチュアかぁ……」と思わずため息をついてしまう〜っ!
【ドールハウスに夢中!】
家具はもちろん、食器やかばんなどの備品の大きさを考えると、これらすべてに着色し、配置していくのはきっと至難の業。制作過程を想像するだけで気が遠くなりそうです。
しかしトレドさんによれば、そうした制作のプロセスをこよなく愛しているとのこと。
幼いころ普通のおもちゃやゲームに全く興味を示さなかったトレドさんが唯一夢中になったのがドールハウスで、8歳のクリスマスプレゼントとして手に入れて以来、今なおその魅力にどっぷりハマっている様子。
また父親の影響で建築を学んだことも、ドールハウス作りの基盤になっているみたい。基本的な知識があるからこそ、ハイクオリティーな作品を完成させられるのでしょう。
【リアリティを感じるのは人形がいないから!?】
ちなみにトレドさん、ドールハウスを愛してやまないいっぽう、人形には興味がないそうです。
そのためなのか、トレドさんの作品に人形が置かれていることは皆無。こうした点も、より作品のリアリティーを高めているのかもしれませんね!
参照元:Chris Toledo、Instagram @ibuildsmallthings、YouTube
執筆:田端あんじ (c)Pouch