近頃のスマホ写真アプリは本当にすごいですよね。簡単に顔の形が変わったり、90年代風の写真が撮れたり、中には写り込んだ余計なものを消してくれるものまで!
人気番組「マツコの知らない世界」でも取り上げられるほど、多種多様な写真アプリが存在していますが、その中でもちょっぴり異彩をはなっているのが「nomo」という写真加工アプリ。
レトロなカメラ風の写真を撮ることができるアプリなのですが、特に「チェキモード」で撮影すると、画質がチェキのようになるのはもちろんですが、なんと現像に90秒かかるというのです。しかも、スマホを振ると現像が早くなるというアナログな部分までリアルに再現されているんだとか。
気になったのでさっそく使ってみましたよ〜!
【チェキに似てる!】
アプリを起動すると、ファインダーやシャッターの形だけでもすでにチェキっぽいです。外カメラとインカメラを切り替えるボタンも付いていました。
【現像までは90秒かかります】
シャッターを押しても、撮影した画像はすぐには出てきません。右下の画像確認ボタンを押すと「現像完了まで、約90秒かかります。」とのメッセージが。スマホをシャカシャカ振ると確かに現像は早くなりますが、それでも時間がかかります。
徐々に写真がハッキリしていく様子は、まさに「チェキ」そのもの! 最初は「わざわざ現像の様子まで再現しなくても……」と思っていたのですが、この待つ時間が何とも楽しくなってくるから不思議です。
ゆーっくり浮かび上がってくる写真を眺めながら「どんな写真が撮れたかな?」とわくわくする感覚は、デジタルではないアナログな楽しみを思い出させてくれます。
【多重露光モードが面白い!】
さらにシャッターの左上にあるボタンを押すと「多重露光」で写真が撮れます。簡単に言うと、写真を二重に重ねて撮れる機能です。
試しにポスターの写真の上から、自撮りをしてみました。まずポスターを撮影して、その後自分を撮影して…二重に重ねた写真って、普段はあまり撮らないから現像されるまで「どんな写真になるかな?」というドキドキ感も倍増です。
あら?何だか予想以上にオシャレな雰囲気の写真になっていませんか……!?
【カメラロールの写真も加工できます】
過去に撮ったカメラロールの写真もチェキ風に加工することができます。もちろん、こちらも現像に時間がかかりますよ~!
チェキ風の画質に変換されるので、オリジナルとは違った雰囲気を楽しむことができます。
【何だか懐かしい…!】
身の回りのものをいくつか撮影してみましたが、いつもの見慣れた風景や小物がレトロな写真の雰囲気になると、何だかいつもと違って見える……これが「エモい」なのかもしれません。
今回ご紹介したチェキだけでなく、使い捨てカメラなどのレトロカメラ風写真も撮れますよ! 無料のものから有料のものまで、様々なカメラフィルターがそろっていました。
このアプリは過剰に「盛る」のではないので、日常の何気ない風景を切り取るのにぴったりのカメラアプリだと思いました。普段は写真アプリを使わない大人にもおすすめです。
「チェキモード」は無料で遊べるので、ぜひ1度使ってみて下さいね。
参考リンク:App Store Google Play
執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch