先日、ふと目にした清水ミチコさんの動画があまりにもツボに入ったのでご紹介させてください……!
清水ミチコさんの公式YouTubeに公開された動画『ビンテージCM集(架空)』は、ひと昔前に流れていたようなCMで構成された映像集。
プロデュースしたのは藤井隆さんとのことで、あまりのクオリティーの高さにビックリ!
あくまで “架空” なので現実には存在しないCMなのに、「どこかで観たことがあるような……?」と思えてくること必至なんです。
【出だしから世界観が「昭和」】
『ビンテージCM集(架空)』は、清水さんのライブツアーや武道館での幕間に流していた映像を集めたもの。すべてのCMに清水さんご本人が出演しています。
まずは架空のヘアカラー、「マローネリッチ」のCMからスタート。1990年当時のCMをイメージしているようなのですが、清水さんの演技もファッションも世界観も、まさしく当時そのものという感じ! 昭和みがすごい〜。
続いて流れるのは、架空のパン「ムスーノ アルル」のCM。どっかで見たことあるようなパンだナー。
清水さんは80年代アイドルのような出で立ちで登場、お皿や木の陰から>顔を出したり引っ込めたりする演出や「シール400枚でもれなくもらえる!」という言葉に、じわじわきてしまいます。
その後は得意のモノマネを活かした「ユーミン風」「桃井かおり風」のCMも飛び出すなど、 “清水ミチコワールド” 全開で笑いが止まりません。
【声色まで「昭和」なのがすごい(笑)】
中でも私が思わず吹き出してしまったのは、しゃぶしゃぶ・懐石「美濃屋」のCM(もちろん架空)。
演歌をBGMに夜のネオンやしゃぶしゃぶの映像が映し出される、といった内容なのですが、清水さんは声の出演のみ。その声色が絶妙に “ひと昔前” っぽく、笑顔になってしまいました。
最後に流れる「お正月は深夜2時まで営業」というナレーション&テロップもツボを押さえていて、昭和再現力(?)が神レベル~!
【演出のセンスに驚かされる】
こうした架空CMのザ・昭和な演出を見るにつけ、改めてプロデューサーをつとめた藤井さんのセンスや力量に驚かされます。
清水さんもそんな藤井さんについて「こういう表に出ない才能もすごい」とコメント。おっしゃるとおり、天才ですね……!
【藤井さんもツイッターで反応】
このCM集の公開に際し、当の藤井さんもツイート。7曲のCMソングはすべて清水さんが手がけた(!)ことを明かしたうえで
「打ち合わせを終えた2日後にグロリア!ピッキオ!美濃屋!といきなり3曲届いて背筋が伸びました。その4日後にはシャイン!ハックジャパン!とその後もすごいテンポで全曲仕上げられました。さすが天才」
とつぶやきました。天才が2人もそろうと、ここまでハイクオリティーな作品ができあがるのですね……!
ちなみに藤井さん、過去には90年代風のCM集も制作しているんです。こちらも秀逸なので、ぜひあわせてご覧になってみてくださ~い!
参照元:YouTube[1][2]、Twitter @left_fujii
執筆:田端あんじ (c)Pouch