発売日の朝、カオス状態のなか1時間近く行列に並んだ末、ようやく手に入れたユニクロの「エアリズムマスク」。
湿気や熱気などを放出する機能がうたわれているエアリズムの素材を使っているため、夏用のマスクとしていいのでは?と話題の商品ですが、果たして使い心地は……?
オフィスや外出先で3日間がっつり使ってみたので、使用感や洗濯のしやすさなど本音でレポートしてみたいと思います!
【マスクの生地はやや厚め】
ユニクロの「エアリズムマスク」は3枚入り990円で、キッズ用のS、小さめのM、普通サイズのLの3サイズ展開となっています。カラーはホワイトのみ。今回はMサイズを購入してみました。
マスクとしての防御性能を高めるためにユニクロ独自の3層構造になっており、内側が肌にあたりのいいエアリズム素材になっています。
実際にマスクを手に取ると、3層構造ということもあってか、市販の布マスクと比べても生地はけっこう厚めの印象。
【サイズはやや大きめ?】
さっそく装着してみると……マスクが肌に触れたときに、一瞬ひんやりして気持ちいいです。
サイズ感はMサイズでも、いつも使っている不織布の小さめのマスクよりもやや大きめ。マスクの内側も少しゆとりがあります。
耳のすぐそばまで覆われるせいか、人から「いつものマスクより小顔に見えるよ」といわれたので、女子としては嬉しいかも。
【マスクをつけてオフィスや外で過ごしてみた】
さて、見た目はもちろんですが、何より気になるのは使用感ですよね……。
・1日目:クーラーの効いたオフィスで使用
つける瞬間はエアリズムの冷感もあって気持ちいい! だけど30秒もしないうちに最初の気持ちよさは消え、生地が厚いせいか、息を吸うたびに口にマスクがくっつくようになりました。
あれ、不織布のマスクに比べるとむしろ息苦しい……?
・2日目:晴れた日の外出で使用
この日の気温は26度ほどで湿度も高め。オフィスで使っていたときよりもマスク着用による暑さをダイレクトに感じます。
私はあまり暑がりな方ではないのですが、マスクで顔の大半を覆われてるせいか、外を歩いているうちに、顔が汗だくに……。化粧もガンガン崩れていきます。
2時間ほど歩いているうちに、どんどん息苦しくなってきました。新鮮な空気を吸うために、3分に1回くらいマスクをずらさなければ辛い……。
そんな状態で家に帰り、洗濯しようとパッケージの注意書きをよく見たら
「激しい運動や炎天下でのご着用はお避けください」
の文字が。なんとーーーーーー!!!!
エアリズム素材だから夏用のイメージがあったけど、炎天下はNGだったのか……。
今日の気温でこの苦しさということは、正直これからさらに気温が上がったら、外で使うのはかなり厳しいのではないでしょうか……。
【汚れ方や洗濯はすぐ乾く?】
エアリズムマスクは洗濯して20回ほど繰り返し使えるので、中性洗剤で洗濯してみました。
まず汚れ方についてですが、ややゆとりのあるサイズ感のせいか、はたまたエアリズム素材のせいか、不織布のマスクほど化粧汚れはつかない印象です。
中性洗剤を少量入れた洗面器でつけ置きすると、すぐにきれいになりました。汚れがつきにくく、落としやすいのはありがたい!
ただし生地に厚みがあるので、乾くまでは時間がかかります。3枚あるので洗い替えできますが、夜に外干ししたところ朝はまだしっとりしていて、乾いたのは昼前でした。
3日めに乾燥したものを使ってみたところ、特に嫌なニオイや生地の縮みは気にならず、繰り返し使うには優秀です。
【結論 夏よりむしろ冬に使いたい】
エアリズムマスクは、夏用のマスクとして使おうと思っている方も多いと思います。
しかし残念ながら、不織布のマスクよりも暑さがこもるので、夏に使うならクーラーのきいた室内で着用するのがいいと思います。
特に夏場のマスク着用は熱中症リスクもありますし、気温や湿度の高い日に屋外で使う場合は気をつけて。
ただ、この生地の厚さはマスクとしての機能にこだわったからこそでしょう。
この保温感は、むしろ秋冬の防寒としてよさそうだなと思いました。夏のあいだは寝かせて、小顔効果も狙って秋冬から使おうかな……と個人的には思っています。
参照元:ユニクロ
執筆・撮影:御花畑マリコ
Photo:(c)Pouch
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