SNSに夢中になりすぎると、トラブルが起きることもしばしば。
歩きスマホで誰かにぶつかりそうになったり、目の前に友人がいるのにスマホばかり見たり……など、みなさんも身に覚えがあるのではないでしょうか。
2020年7月17日に発売される絵本『スマホをひろったにわとりは』は、子どものための作品ですが、大人もドキッとしてしまう内容のよう。
インパクトのあるタイトルも含めて、気になるーーー!
【オーストラリアで話題になった作品が待望の邦訳!】
絵本『スマホをひろったにわとりは』(税抜き1380円 / マイクロマガジン社)の著者は、オーストラリアの人気絵本作家、ニック・ブランドさん。
タイトルどおり「にわとりがスマホをひろう」お話で、ちょっぴりおかしなおとぎ話とのこと。独自の切り口のためか “問題作” ともいわれているようです。
【スマホをきっかけに変化していくにわとりにご注目】
主人公は、農場でたくさんの動物たちと暮らす “とても友だち思いのにわとり” 。毎朝の挨拶を欠かさないし、お腹を空かせた友だちのため食べ物を持っていくやさしい一面もあります。
ある日のこと、 “不思議な光る箱(※スマホ)” 見つけたにわとり。
ひょんなことからSNSに参加したところ、親切そうな動物たちから次から次へとメッセージが届いたではありませんか!
この出来事を境に、にわとりの生活は徐々に変化していきます。
友だち思いのはずなのに、SNSに夢中になるあまり、目の前に友だちがいるにもかかわらずスマホばかり見る始末。ついには約束自体を断って、SNSでの交流に勤しむようになるんです。
歩きスマホで車にぶつかりそうになることもあって、見ているこちらがヒヤヒヤ。
にわとりは「自分の理解者に会えるに違いない!」と信じるがためにのめり込んでおり、最終的にはSNS上の友だちと会うことになるらしいのですが……さて物語はどのような結末を迎えるのでしょうか!?
【大人こそ読むべき作品なのかも】
絵本に出てくるにわとりは、スマホから離れられない現代人そのものに見えます。
『スマホをひろったにわとりは』はSNS犯罪から子どもを守り、スマートフォンやインターネットの使い方といった、メディアリテラシー教育の導入教材にもオススメだそう。
子どもはもちろん、大人のみなさんも要チェックですよ~!
参照元:こどものほん 編集部(マイクロマガジン社)、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch