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いつものパンが10倍美味しくなる!シャリシャリした「海塩入り発酵バター」が絶品…バターなのにチーズのような風味です

2020年10月4日

フランスで暮らしていると「え、そんなことするの!!」と、驚くことがいっぱい。日本では知ることのなかった事柄が、日常のあちこちに転がっています。それはもう、ネタの宝庫!

そんなわけで、南仏での暮らしの中で見つけた、おもしろいことや意外なモノをどんどんお伝えしていきます♪

本日はフランスで生活してその美味しさに驚いた「天然海塩入り発酵バター」のお話です。日本でも買えるのでぜひ食べてみてほしい!

【発酵バターとはなんぞや?】

発酵バターとは、主原料となるクリームに乳酸菌を加えて発酵させたバターのことです。乳酸菌の優しく華やかな香りと、クリーミーな舌触りが特徴です。

乳酸菌飲料「カルピス」をつくる際に、生乳から分離するクリームからできる「カルピス 特撰バター」や、フランス中西部のエシレ村で作られている「エシレバター」はご存知の方も多いのではないでしょうか?

“発酵”バターというだけあり、冷蔵庫の中に放置しておくと、チーズのごとく熟成が進んでしまうのも特徴のひとつです。「あれ、このチーズなんだっけ?」と思ったら、冷蔵庫に置き去りになった発酵バターだったことも……。

【天然塩入り発酵バターとは?】

酪農が盛んなフランス。チーズ専門店でもスーパーでも、一般的に売られているのは発酵バターです。そのうえ、ひと口に発酵バターと言っても、さまざまなタイプがあって……。

文字数がオーバーになりそうなので、今回は、なかでも感動的なおいしさの「天然海塩入り発酵バター」をピックアップしたいと思います。

天然海塩入り発酵バターとは、海水から作られる天然の粗塩入り発酵バターのこと。バターに塩のツブがたっぷり詰まっている、日本ではなかなか珍しいタイプなのですが……。フランスではごく一般的なバターのひとつです。

素材のバターは無塩。つまりバター自体には塩味がついていないのです。芳醇でクリーミーな無塩バターに、うま味たっぷりのシャリシャリした海塩がアクセントになって、んもう、極上のおいしさ! バター自体に塩気のある有塩バターとは、全く異なる味です。

今まで食べていたバターは一体、なんだったんだろう?

初めて口にしたときは、それぐらい衝撃的なおいしさでした。

【いつものパンが10倍おいしくなる☆】

海塩が美しく散りばめられた、極上バター。ガブッとかじってしまいたいよ〜!

でもチーズではないので、そのままかじって食べるには重すぎます。では、どうやって食べるのかというと……。フランスといえば、パン。パンといえば、バター!

パン屋で買ってきた焼きたてのバゲットに厚めに塗るのも最高だし、トーストしたパンにたっぷり塗って食べるのも美味。あぁ、幸せ〜♡ ちなみにこちらでは、天然塩入り発酵バターは、調理に使うよりも食卓に置いてパンと食べるのが一般的です。

【日本でも買えます】

日本国内でも「セル・ドゥ・メール」などの海塩入りバターが、成城石井やカルディなどの輸入食材店、通販サイトでも取り扱いがあるようですよ。

機会があれば、パンにたっぷり塗って、そのおいしさを味わってみてはいかがでしょう? その際、カロリーは気にしないのが鉄則ですよ〜!

撮影・執筆:sweetsholic
Photo:(c)Pouch

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