2020年10月30日にAmazonプライム・ビデオで配信された『バチェロレッテ・ジャパン』最終話。まさかの「誰も選ばない」という結末で幕を閉じました。
同日配信された「アフターファイナルローズ」では、参加者たちの思いが爆発!
ある意味「真の最終回」ともいえる内容となっており、ネットでも大きな話題に……。
【怒る男性陣 vs ローズ&北原】
「アフターファイナルローズ」には、MC含む出演者全員が集結。
緊迫したムードが流れたのは「誰も選ばなかった」ことが明らかになったシーンで、男性陣は「ズルイ」「ルール違反」「絶対に結婚しなきゃいけないわけじゃないのになぜ選べないのか」と非難ごうごう。
彼らも2ヶ月間仕事を休み、真剣な気持ちで参加したからこそ、怒りを感じるのも当然なのかもしれません。
そんな中、萌子さんを擁護したのは當間(とうま)ローズさんと北原一希(きたはらかずき)さんでした。
ローズさんは
「『ここの誰でもなかった』って話だと思う。俺たちは萌子さんを幸せにするためにここにいる、グチグチいう立場ではない」
と話し、北原さんは
「萌子さんらしい判断だと思う。萌子さんはひとりひとりを見てたし、真剣に考えたから答えが出なかった」
とコメントしていたんですよね。
奇しくも萌子さんを擁護していたのは、終盤まで残っていた男性メンバーたち。
私はこのシーンを観たとき、萌子さんと、とことん向き合ってきたからこそ出てきた言葉という感じがして、心を打たれました。
【黄さん&杉ちゃんの言葉…】
気になるのは、最後のふたりに残りながらも、選ばれることがなかった杉ちゃんと黄さんがどう思っているかということ。
ふたりは最後のローズセレモニーの後、「誰も選ばない」という結果を受けて
黄さん:「(萌子さんって)空気読めないとこあるじゃない、そういうとこがカッコよくて好きなんだけど」
杉ちゃん:「わかる、途方もなく萌子さんだよね」
と笑顔で話していて、萌子さんという人間を理解した上で愛していたんだなぁと、強く感じました。
ファイナルローズ後の黄さん&杉ちゃんのシーンでは、コントのようなやり取りも。
お互いに結末を知らないので、杉ちゃんが黄さんに祝福の言葉をかけると、黄さんは「杉ちゃんが選ばれたんじゃないの?どういうこと?」と困惑。
「ワシが聞きてぇわ」と珍しく杉ちゃんがラフな話しかたをしたこともあって、スタジオは笑いに包まれたのでした。
また性格的に真逆のふたりが、互いを “戦友” として認めあっている様子も胸アツ……(涙)。
【再告白シーンで大号泣】
笑ったのも束の間、涙なしでは観れなかったのが「杉ちゃんの再告白」シーンです。
萌子さんを忘れる努力をしたけど無理だったこと、毎日考えてしまうことを告げて、「真実の愛」を「水」で表現。
「コップに水を注ぐように、いろんな想いを注ぎ続けて、溢れても注いでしまう。その溢れ出したものが “真実の愛” かなぁって」
と涙ながらに伝え、会場にあったバラの花びらを渡したのですが……萌子さんの気持ちは揺らぎませんでした。
自分が下した決断に責任を持つ萌子さんならではの答えで、こういうところが「途方もなく萌子さん(by 杉ちゃん)」だなぁと感じます。
このシーンはネットでも話題で、ツイッターには
「杉ちゃんの再告白シーン、今年一号泣した」
「結果的に、バチェロレッテは福田萌子の物語ではなく、杉田陽平の物語やった」
といった声が集まっていました。
番組ラストでも、男性陣から「杉ちゃんからいろんなことを教わった」「男として完敗」といった声が挙がっていて、ホント「杉田陽平の物語」といっても過言ではないよ……!
【実録ドキュメンタリーでした】
こうして幕を閉じた『バチェロレッテ・ジャパン』。
振り返ってみれば、もはやリアリティーショーというより「実録ドキュメンタリー」だったように思います。
ナイナイ矢部さんも「ファイナルローズの日、寝てなかったでしょう?」と萌子さんに指摘していましたが、回が進み、参加者が減ってゆくごとに、太陽のように明るかった萌子さんが翳りを帯びた面持ちになっていったのが印象的でした。
きっと、愛とは何かについて、そして目の前にいる男性たちと真剣に向き合ってきたからこそ、深い苦悩と葛藤があったのでしょう。
萌子さんの孤独な戦いがようやく終わるのかと思うと、少しホッとする思いです。
萌子さんはもちろん、杉ちゃん、黄さん、ローズさんなどなど、出演者のみんなが絶対幸せになってほしい~っ!
参照元:プレスリリース、Amazonプライム・ビデオ、Instagram @bachelorjapan、Twitter検索 バチェロレッテ
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:(C) 2020 Warner Bros. International Television Production Limited