2020年12月14日1番面白い女芸人を決める『女芸人No.1決定戦 THE W 2020』が生放送されました。
漫才、コント、ピン芸、モノマネなどジャンルは問わない異種格闘技戦で、第4代目チャンピオンとなったのは、人力舎のピン芸人・吉住でした!
優勝者以外でも話題の多かった「THE W 2020」を振り返ってみたいと思います!
【吉住VS紅しょうがの最終決戦】
Aマッソ、ゆりやんレトリィバァ、吉住、はなしょー、ぼる塾のレベルの高さから死のブロックと呼ばれたBブロックを「女審判の恋」という渋すぎる設定のコントで勝ち抜いた吉住。
最終決戦で戦ったのは、予測のできない動きと自虐が愛らしいしゃべくり漫才で勝ち上がった紅しょうが。
一騎討ちの2本目では、吉住が「強盗に遭うも支店長への恋心が抑えられない銀行員」を演じるコントを披露。舞台には1人しかいないのに、銃をガンガン打ってくる銀行強盗や、突然の告白に戸惑う支店長が、まるでそこにいるかのように見える演技力が冴え渡っていました。小刻みに小走りをする女性特有の仕草や顔芸にも笑いを引き込まれます。
一方、紅しょうがの2本目は「もし不倫現場を目撃したら…」という漫才。ボケの熊元プロレスさんのキャラを活かしたアクロバティックなネタでしたが、審査員の票は6対1で吉住の勝利に!
【人力舎のホープ!吉住ってどんな芸人?】
4代目チャンピオンに輝いた吉住は、ひとり芝居が得意なピン芸人。思考や行動がヤバい女性を演じさせたら右に出るものはいないんじゃないかと思わせるほど。
実はお笑い賞レースの常連で、THE Wは2018年に続いて2度目の決勝進出。
今年は人気芸人の登竜門ともいえる『マイナビラフターナイト』チャンピオンLIVEや、NHK新人お笑い大賞の本戦進出、そしてTHE Wチャンピオンになるという、まさに飛躍の年でした!
【THE Wの新しい扉を開いたAマッソ】
いっぽう、優勝した吉住以外で、爪痕を残したと話題になったのがAマッソ!!
プロジェクションを取り入れた斬新な演出で、大喜利のお題に答えるような独創的なネタに視聴者は釘付け。
Bブロックのトップバッターを務め、惜しくもゆりやんレトリィバァに負けてしまったのですが、ネットでも「Aマッソが優勝してもおかしくなかった」「もっとネタが見たかった」と話題になっていました。
女性だけしか出場できないというある意味縛られたTHE Wで、自由な発想のネタで挑んだAマッソは、THE Wの可能性を広げ、盛り上げに貢献したことは間違いないでしょう……!
【審査方法について色んな声が…】
吉住のネタ2本が秀逸で面白かったことは言わずもがな。
ですが、ネットではTHE Wの「ブロックごとに勝ち抜き」という対戦方法に疑問の声も……。
お笑いの賞レースでは、一般的にトップバッターは不利と言われています。とくにTHE Wのように、ブロックごとの勝ち抜き戦だと順番が後に出る方が有利になってしまうので「審査方法が不公平に感じる」「M-1のように点数制がいいのでは?」という声が上がっていました。
大会が回を重ねるごとに審査方法も変わっていくのか、注目したいところです。
【賞金だけではない、THE Wの優勝特典】
優勝賞金の1000万円以外に、副賞として日本テレビのレギュラー番組に出演できる権利が与えられるTHE W。『有吉の壁』や『踊る!さんま御殿!!』で吉住がどんなキャラクターを出してくるのか今から楽しみです!
今週末はいよいよM-1グランプリの決勝! 例年よりも慌ただしさを感じる年末をお笑いと一緒に乗り切りましょう!
参照元:Twitter @thw_w_ntv
執筆:車寅子(c)Pouch
⭐️#THE_W 女芸人No.1決定戦⭐️
優勝は #吉住❗️
おめでとうございます🎉 pic.twitter.com/y3yrDICwMH— THE W 女芸人No.1決定戦 (@the_w_ntv) December 14, 2020
▼事務所の先輩である元巨匠の岡野陽一さんも、優勝したらお金を借りる約束をしていたらしく喜びを爆発……
債権者様ー!
新しい債権者様の誕生だー!
本当に嬉しい!
本当におめでとー!#吉住 pic.twitter.com/XTQxLoEEcR
— 元巨匠 岡野陽一 (@kyoshouokano) December 14, 2020