みなさん、ボン・アネ(Bonne Année)! フランス語であけましておめでとうございます。
フランスで暮らしていると「え、そんなことするの!!」「マジですか!?」と、驚くことがいっぱい。日本では知ることのなかった事柄が、日常のあちこちに転がっています。それはもう、ネタの宝庫!
そんなわけで、南仏暮らしの中で見つけた、おもしろいことや意外なモノをどんどんお伝えしていきます♪
本日はフランスで生活して驚いた「お正月なのに、街はクリスマス」にびっくりしたお話です。
【え、お正月なのにクリスマスツリー!?】
お正月を過ぎたのに、正月気分が抜けそうにないよ〜ッ! 私はまさにそんな気分なのですが、フランスではクリスマスを過ぎても、クリスマス気分が抜けない人が多いようで……。
正月三が日を過ぎても、フランスの街中を歩けばツリーやサンタの置物に目が留まり、ショッピングモールに足を運べば、モールの飾り付けもお店のディスプレイもクリスマス真っ只中。あれれ?
【年が明けてもクリスマス期間が続くワケ】
お正月になっても、フランス中がクリスマスっぽい雰囲気なのはどうして?
こちらで暮らし始めた頃は不思議に感じたものですが、実はこれ、キリスト教の習慣によるもの。主にヨーロッパ圏や北米のキリスト教では、12月25日から1月6日の公現祭までの12日間クリスマスが続くとされているそう。
なのでこの日を過ぎたら、リースやツリーといったクリスマス飾りを外す家庭が多いんですって。
日本に例えると、正月三が日を過ぎても松の内はお正月飾りを外さない日本の伝統習慣と、ちょっと似ているかもしれませんね。
【フランスのお正月に欠かせないスイーツ】
ちなみに、公現祭では、この日にちなんだお菓子を食べる習慣があるんですよ!
ここフランスで食べるのは、アーモンドクリームをたっぷり詰めて焼き上げたパイ「ガレット・デ・ロワ」。フランスの新年に欠かせないお菓子で、パイの中にはラッキーチャームがひとつ隠されています。
日本国内でも、今の時期に見かけることが多くなりましたよね。機会があれば、ぜひ召し上がってみてくださいね。
撮影・執筆:sweetsholic
Photo:(c)Pouch