2021年1月2日放送のTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ 人類! 新春スペシャル!!』。
結婚や出産・育児にまつわる様々な問題が取り上げられたほか、コロナ禍の描写までが2時間のドラマに盛り込まれており、ネットを中心に話題となりました。
中でも注目されていたのは、主人公みくり(新垣結衣さん)の叔母であるゆりちゃん(石田ゆり子さん)と風見さん(大谷亮平さん)が選んだ生き方。
1度は恋人同士になったものの、最終的には「1人で生きてゆく」ことを選択した2人に、共感の声が寄せられているんです。
【好きだけど「しんどい」】
ゆりちゃんと風見さんが付き合っていた期間は1年半。
ゆりちゃんは風見さんのことを愛していたけれど、同時にしんどさも感じていて、ついにはギブアップしてしまいます。
しんどさの正体は「誰かと足並みをそろえる」こと。
お互い大切に想っているうえに、感じることや考え方が似ていても、同じペースで人生を歩んでいくのが難しいこともあります。
ドラマを観るかぎり、2人とも、まだ相手への想いは残っているようだけれど、「恋人」ではいられなかった。
ご縁というのは、色々なかたちがあるものだと、改めて考えさせられます。
【風見さんのセリフが話題に】
もうひとつ話題になっていたのは、風見さんが口にした
「僕みたいな、1人で生きる人間もいるってことです」
というセリフです。
誰かと一緒に生きる選択をする人もいれば、自分の意志で「1人で生きる」道を選ぶ人もいる。
何が何でもカップルになるのではなく、「無理しない」という生き方は、昨今のドラマにおいては非常に新鮮な描写です。
【相次ぐ共感の声!】
この世の中には、ゆりちゃんと風見さんのような人がたくさんいるはず。
それを象徴するかのように、ネットでの反響は大きく、ツイッターには共感の声が多数。
「愛し合う夫婦、苗字の違うパートナー、同性同士、家族、恋人、友達、そんな様々な中に1人で生きる人生を選んだ人間もいる。いていい。そんな世界になって欲しい」
「1人で生きる選択も立派で尊い」
「1人で生きてたって結婚しなくたって子供産まなくたって良いじゃない。どんな生き方でも本人が幸せならそれで良いのよ。尊重されるべきなの」
といったコメントが寄せられています。
実は私も、ゆりちゃんと風見さんの生き方に共感する1人。
ゆりちゃんのセリフにもある「ひとり身にも、もっと優しい世界になってほしい」が実現してほしいと、願わずにはいられませんっ!
参照元:TBSテレビ、Instagram @nigehajigram、Twitter検索 逃げ恥 ゆりちゃん 風見さん
執筆:田端あんじ (c)Pouch